紫のきみ ars MJ

恋してハニー ページ1

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とうとう、待ちにまったこの日がやってきた
24歳の誕生日

俺とAの交際解禁日…


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遡ること彼女がデビュー前の7年前、
仕事先で一方的に出会った時、まだ彼女は
高校生だった

甲子園で闘う球児を若い感性で一生懸命
取材をして慣れないリポートをひたむきに
初々しく伝えていた

その彼女が出ていたのは関西ローカルの
熱戦を放送する番組だった

俺たち嵐の歌う曲が全国高校野球のテーマ曲に
選ばれ大会の華を添える為に来ていて
たまたま、楽屋で5人揃ってみていたのだ

嵐五人中3人が野球経験者、そして翔くんの母校
が出場していた
当たり前の様に出番まで観戦を楽しむ俺たち

そして、次の対戦であたる翔くんの母校の選手
を紹介していたのがAだった

ニノが珍しく、
「この子めっちゃ、可愛いじゃん」と言うから
画面に目を向けた俺

相羽さんは
「ニノ！高校野球は神聖なの！エ ロい目で
観ちゃダメだよっ···
ってめっちゃ、可愛いな(笑)」

「この子タレントさんかな？」翔くんも興味津々

「さぁ、どうだろうな···
だけど、もしかしたら何年か後に並んで
一緒に仕事してるかもな(笑)」

あの時何気に放った一言が現実になるなんて
そしてその時は彼女を好きになるなんて思って
もみなかたったけど···

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