ファンサ ページ44
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「Aちゃん···」
彼が、何か話そうとした時、ノックの音と共に
白衣の先生と看護師さんがきた
「相葉さん目覚めましたか？」
「あ、はい」
「気分はどうですか？」
「もう、大丈夫です…」
「少し貧血があるようですね？
度々起こるようなら、掛かり付けの産科で
相談してくださいね
赤ちゃん守れるのはお母さんだけなんですから、無理をしないように
今日はもう帰っていいですよ」
「お大事に」看護師さんが点滴の針を
抜いて出ていった
「Aちゃん…赤ちゃんって…？」
「あ…二人目が出来たんだけど…
最近忙しそうだったし、落ちついたら話そうと……」
「なんで、そんな大切な事言わないの！？」
少し大きな声に一樹はびくんと驚いて
「ま、ままぁ〜」って泣き出してしまった
「一樹、びっくりしたね？大丈夫だよ、
ママが、倒れたからパパは心配してるのよ？
ね、大丈夫…」トントンと背中をさすり
「相葉さん帰って話そ？」
「あ、うん、ごめん…」
「一樹〜、今日は心配かけちゃったし、
からあげにしようかぁ〜？」
「うん、パパ、きょうはからあげだよ
はやくかえろっ」
「ん、じゃスーパー寄って買い物して帰ろ」
「そうだね、パパがいるから
きょうはたくさんかっても
だいじょうぶだよママ」
「あは、そうだ、沢山買えるね」
スーパーでは相葉さんがカートを押して、一樹を補助椅子に乗せる
帽子とマスクをしていてもスタイルの良さが
目を引くのか気づかれる事が多くて、
ちらちら、見てる視線も感じたり
あれ、相葉ちゃんじゃない？とか、
あれ子供かな？とか言う声も聞こえるから、
「相葉さん、車で待ってて？」
と、カートをもらおうとしたのに、
「いいよ、一緒に買い物しよ？」ってにっこり
笑うと一樹も「しよ、しよっ」て笑う
笑顔がそっくり
遠巻きに見ていた人がパパをみて言ったのか、
一樹に言ったのか分からないけど、
「かわいいー」って声が聞こえたら
声の方に向いても一度笑って「ばいばい」って
手を振る
「きゃー、かわいー」歓声があがる
「一樹、すごいな、ファンサできんのか(笑)」
騒ぎになる前に帰らなきゃ!
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ピカンチ★(プロフ) - ひろさん» 初めまして！大好きと言っていただけてうれしいです。私もこの作品の二人好きです。楽しみに読みにきていただけるように頑張りますね、コメントありがとう (2021年1月24日 22時) (
レス) id: 8c079158e1 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 初めまして。この作品大好きです。これからも 楽しみに読ませていただきます。 (2021年1月24日 21時) (レス) id: c60b3962ed (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2021年1月19日 10時
