白雪姫 snm3 (ページ8)

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本心ページ8

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突然のプロポーズ発言にパパは顔を真っ赤にして怒り出した

ママは「あら、目黒くんが息子になるの？悪くないわね」

って可笑しそうに笑う

「ちよ、ちょっとパパ、本気にしないでよ
もぅ、目黒くんも笑えない冗談キツイわー」

目黒「冗談のつもりないから俺」

父「君は、アイドルだろ？そう簡単に出来ないだろ、簡単に結婚って言葉にするもんじゃない」

目黒「確かに、アイドルをしています、でもそれは職業の話です
それに結婚ができない訳ではありませんっ」

「だからぁ！2人で熱くなんないで！そもそも付き合っても無いのに結婚するわけないし、仮によ？そうなったとしても、メンバーが認める筈ないでしょっ」

目黒「じゃあ、付き合えばいいし、メンバーには必ず分かってもらうから」

父「目黒くん、君とAを一緒に住まわせたとしてどうやってAを守る？毎日忙しくして、家を空けることも多い君が…できない事は言うもんじゃないよ」

目黒「それでも！じゃ、じゃあ、犬、犬を飼います！」

突然犬を飼う宣言にパパは唖然とし、ママは「まぁ、ワンチャン？」なんて言って喜んでるし

は？犬？な私…

父「ぶははは、犬か、確かに賢い犬なら番犬にはなるだろうが…
目黒くんの気持ちはよくわかったよ
でもAはうんとは言わんだろ？」

ブンブンと首を縦に振ったら悲しそうな顔の目黒くん

ちくんと刺した胸の痛み

いやいや、こんな大事な事流されて決めることじゃないし

父「それに、これからの仕事のことだが、今のAは続けていくつもりも覚悟もできていないだろう」

図星をつかれた

そう、常に考えている退所のこと、脱退のこと

引き止めてくれたけれど、大好きな人たちを困らせたくないし、6人の時からデメリットだらけの私を仲間として受け入れてくれたメンバーのこれ以上荷物になりたくはない

目黒「辞めたいの？」

真っ直ぐわたしに向かって問うてくる瞳

「ごめん、この状況でみんなに迷惑をかけてるのが辛いの」

目黒くんは少し考えて「迷惑をかけてるってAは言うけど、1人で辞めようとしてることの方が俺たちには迷惑なんだよ？わからないの？」

「そんな事言っても！私なんて扱い難いじゃない」

目黒「それも自分が決める事じゃないよ、相手が思う事なんだよ

本当に辞めたいならもう何も言わない」

真っ直ぐな瞳がもう一度問う

「わたし、みんなと、スノーマンの一員でいたい」

目黒くんの腕が私を優しく包み込んでくれた