白雪姫 snm3 (ページ25)

今日:5 hit、昨日:3 hit、合計:142,338 hit

元カレページ25

.

.
村上くんは康ちゃんと目黒くんの登場に喜んでる

でも目黒くん、明日早朝からロケなんじゃなかった？

目黒「なに、飲んでるの？」

「これ？酎ハイのレモン」

目黒「お茶もらう？」

「まだ大丈夫」

目黒「お茶も飲んどこ」

康二「そうやで、Aすぐ寝るんやから」

村上「姫酒弱いんか！ほなお茶にしとき」

みんな優しい…でもさ、なんかみんな陽気に飲んでるのに仲間はずれみたいな気持ちになるんやもん

「目黒くん、明日朝早いよね？平気なの？」既に12時を過ぎている

目黒「うん、平気、移動で寝れるし」

永瀬「Aハラミ焼けたで？食う？」

目黒くんと話てたら廉がお肉を焼いてくれて

なにこれ、めっちゃ贅沢な環境…贅沢すぎて居心地悪いわ

康ちゃんは久しぶりに会う村上くんと廉と話して楽しそうだし廉と話さなくて済んでちょっとホッとする

やっぱり元カレって存在

しかも突然私振られたし…今もあの頃を思い出すと泣きそうになるもん

ある意味恐怖だよ、だってうまくいってると思ってたら相手の気持ち冷めてるってさ
しかもそれに気づかない自分のお気楽さに情けなくなるしハッキリ言ってトラウマですよ、これ

当のご本人はすっかり無かったことのように…
って前にもあったな、こんなこと

ダメだ、気分変えよ

お手洗いに立つ

そんな飲んだつもり無いけど、飲み過ぎかな
首までうっすら赤くなってる

止めて貰って正解だったな、時間は1時前

そろそろ帰ろ…

トイレを出たら廉がいて驚いてよろけた

さっと肩を抱き支えてくれる

廉の香水と柔軟剤の香りが胸を締め付けた

「ごめ、だ…いじょうぶ」

永瀬「…あの、さ…」

目黒「A大丈夫？」

「目黒くん、ちょっと飲み過ぎだったみたい…」

目黒くんが手を差し出してくれたから目黒くんの腕をとった

目黒「俺ら同じとこ住んでるんで連れて帰るわ」

永瀬「おお！そうやな…一緒に…住んでるんか…
そしたら安心やな、Aまたな」

なんでそんな顔するの？

「ありがとう…、お先に失礼します」

明らかに勘違いしてるけど、それを否定することも出来なかった

明らかに目黒くん誤解される言い方したから

村上くんに挨拶して二人でタクシーに乗る

康ちゃんが誤解を解いてるだろう…

車内では何も話さなかった

玄関ついて

「じゃあ、おやすみ…」

ドアを握る手をそっと重ねて後ろから抱きしめられた…