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「…慧くん、眠いの?」
自分の部屋に戻って誰か人がいることにまだ不思議な感覚を覚えながら、座って待っててもらったソファの横に腰掛けた。
バスローブにくるまって首をかくん、かくん、とさせる慧くんは無防備で、なんだか、赤ちゃんみたいだった。
「大丈夫、です」
「そう?これ洋服、ここで着替えていいよ。俺もシャワー浴びてくるし。あと、着替え終わったらそこのベッドで寝てていいから。」
淡々と説明して、用意してもらった服を渡す。
ちょうど慧くんのサイズにあったTシャツにスエット。
幸い、ベッドは大きめだし、さっきので汚れてもいない。
「あの、涼介様はどこで?」
「俺も同じベッド。嫌だったら明日までに手配しとくけど、どうする?」
にやり、と効果音がつきそうなほど口角が上がる。
「涼介様が、我慢できるなら」
なかなかいい性格をしてると思う。
仮にもご主人様だというのに挑発的で、変なところで従順で。
自分で決められなくて慧くんに決めさせようとした俺もいけないけど。
それすらも彼には分かっていたような、そんな態度だ。
「慧くんこそ、大好きな男が隣に寝ていて発 情しないで寝られる?」
「ずいぶん嫌味な言い方するんですね」
「そっちこそ最初のしおらしい感じと全然違うね。」
売り言葉に買い言葉。
だけど俺の言葉にわずかに顔を歪めて、黙ってしまった慧くんに思わず謝った。
一瞬だったけど、とても苦しそうだった。
「いいんです。誰かの専属になるのが初めてで緊張してたっていうのと、あと……最初大人しい態度とっておいて相手がどういうタイプが好きなのかを探るのが、俺のやり方で……癖、ですかね。」
「…俺と接して趣向を読み取って、そういう態度ってこと?」
「さあ?涼介様は今までの男と違うらしいので」
ふわりと今度は花が咲くように笑った。
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ちゃちゃ - 更新楽しみにしてます!!よろしくおねがいします!!! (2022年2月10日 16時) (レス) id: 5fc48143d5 (このIDを非表示/違反報告)
mapii(プロフ) - chitoseさん» こんばんは。楽しみと言ってもらえて嬉しいです( ´ ▽ ` )ありがとうございます、楽しみにしててください^^*(mapii) (2017年8月9日 1時) (レス) id: b71e8cca2b (このIDを非表示/違反報告)
chitose(プロフ) - こんばんは。コメ失礼します♪まよさんとmapiiさんという大好きな作者様たちのコラボ作品で、これまた大好きなやまいのだなんて、楽しみでしかありません!伊野尾くんの過去も、山田くんとの関係もどうなっていくのか気になります… 続きを心待ちにしていますね(*^^*) (2017年8月8日 22時) (携帯から) (レス) id: b5a8033c97 (このIDを非表示/違反報告)
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