6日目 ごめんなさい。 ページ10
緑谷side
昨日は学校に敵が乗り込んできて、僕はボロボロだったから、事代さんの所に行けなかった。
今日こそ、行かないと。
心配してくれてるかもしれない。
なんて自信過剰な事を考えながら事代さんのいる部屋へと向かった。
部屋についた時に聞こえた声を事代さんの物と気付くのに数分かかった。
事代さんは、彼女は
「出ていけ!!!お前と話すことなどない!!一生その面見せんな!!」
と叫んでいた。
数分して目の前のドアが開き、ヒーローが出てきた。
「くそっ……なんなんだアイツ…初めて会ったっていうのに」
そう言いながらヒーローは僕の横を過ぎ去っていく。
…なんだっけ、あのヒーローの名前。
……それよりも今は事代さんだろ、
なんであんなに強い口調で蔑んだんだろう。
あのヒーローのことが嫌いなのかな、
いや、それはない。
さっきのヒーローはなんと言ってた？
《「くそっ……なんなんだアイツ…初めて会ったっていうのに」》
…初めて会う…
という事は…初対面でもあの態度…？
…どういう事だ……？
『はっ…!
それよりも事代さんに会いに行かないと…!』
ずっと此処に彼女を縛り付ける頑丈なドアを開ける。
開けると、そこに俯いた彼女が居た。
僕が入ってきたのが分かったのか、あるいは、人の気配を察知したのか、彼女はゆっくりと顔を上げていく。
彼女の顔が見えた。
その眼に僕の姿を捉える。
僕の姿を捉えた眼はゆっくりと見開いていく。
『…すみません…訓練で怪我をしちゃって……昨日は来れませんでした。』
そう言い、僕は頭を下げる。
「…嫌われた訳じゃないんだ…」
微かにそう、聴こえた。
そしてすぐに別の言葉が放たれる。
「別にきにしてない。」
顔を上げると彼女はほんの少しだけ笑っていた。
さっきの事は聞きずらかった。
だから知らないふりをした。
聞いて、気まずい空気を作りたくなかったから。
嫌われたくなかったから。
…いつか、聴きたい。
彼女の、事代さんの、
過去を。
きっと渋々とした感じでも教えてくれると思う。
そんな事を思う、自意識過剰な僕が、
明日、彼女に嫌われる。
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たけたけ(プロフ) - ぬこの妖精さん» もうそこ夢主キャラ崩壊して困ってますwwwここから話が思いつかないですwww (2022年2月24日 17時) (
レス) id: 9aa43fd48a (このIDを非表示/違反報告)
ぬこの妖精(プロフ) - 『ざるうどん…』 「『え？？？』」が好き www (2022年2月12日 13時) (レス) @page18 id: 4cd21e436e (このIDを非表示/違反報告)
たけたけ(プロフ) - 楪さん» 最初の頃と性格が変わったので怒られるかな、と思いましたがそのような言葉をかけてくれてありがとうございます！！星を押していただくことがあまりないのでとても嬉しいです！！ありがとうございます！！ (2021年5月23日 16時) (レス) id: 9aa43fd48a (このIDを非表示/違反報告)
楪 - ざるうどん…で吹き出してしまいました。続きを楽しみにしています。ログインしていないのでお気に入りはできないですけど、星は一番右のを押しときました(*^^*) (2021年5月22日 10時) (レス) id: 89be39e03d (このIDを非表示/違反報告)
まいたた(プロフ) - ナナさん» うぉ……ありがとうございます…(嬉死)感謝します!!お気遣いありがとうございます!!これからもっと更新したいです！ (2020年11月4日 21時) (レス) id: 3318f47c31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まいたた x他3人 | 作成日時：2020年9月4日 22時
