グレイ・フルバスターの姉は疲れてるみたいですよ？？ (ページ7)

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103話ページ7

マカロフ「その様子だと、すっかり元気になったのだな」

ミラ「みんな心配してたわよ？.......特にそこにいるラクサスとかね」

A「え........」

倒れたマルコ達をスルーして入ってきたマスターとミラ

そのミラの口からラクサスという名前が出た

ドアの方を見れば

ラクサス「..........よお」

前よりも優しい顔になったラクサスがいた

それがなんだか嬉しくて、それと同時に違和感があった

A「ラクサス？どうして......」

ラクサス「どうしてって、元カノの心配もしちゃいけねェのかよ？」

「「「も、ももも、元カノォ！！？」」」

一斉に顔を上げ声を上げた

あ、そっか。言ってなかったもんね

A「そ、この人は私の元カレ」

色々あって別れちゃったけどね

と言えばなんでだ？って顔をしてるけど聞いてこない

別れた原因はバトル・オブ・フェアリーテイルの時にしたラクサスの行動は度が過ぎた

今までの素行は見逃してきてあげたけど、今回ばかりは見逃せない

それを伝えたら

「そうかよ」

その一言

素っ気なく、別にどうでもいい

そんな感じを漂わせていたのに顔は

【寂しい】

そう書いてあった

破門になったことを聞いて、少しでも性格が丸くなったらな

なんてことを思ってたら本当に丸くなって帰ってきた

A「心配してくれてありがと、マルコ達もね」

ラクサス「あぁ」

マルコ「気にすんなよーい」

お礼を言ったらマスターが真剣な表情で

マカロフ「A、これは今朝配られた新聞じゃ」

マスターから新聞を手渡された

それに眉を顰めるラクサスやマルコ

エースは何かわかってないようだが、ハルタにサッチ、イゾウは分かってるみたいだ

カサッ

新聞を広げてみれば

A「.............は？」

大きく書かれてる文字

それは

【異世界人莉子・フルバスターの処刑に成功】

私の処刑が成功した事を書いていたのだ

A「は？え？はァ？なんでこんなの書いてあるの？」

ミラ「落ち着いてA」

A「いやいや、だって私が死んだとか書いてあって落ち着けないよ！？」

優しく言ってくれたミラにも強く怒鳴ってしまった

悪いことしたなァ.......

バシッ！！

不意に叩かれた頭

叩かれた方を向けば

A「...ラクサス」

ラクサス「落ち着けって言ってんだろバカ」

A「ムッキー！ばかってないによ！」

ラクサス「言葉のまんまだ」