グレイ・フルバスターの姉は出航直後のエースと会いました

41話 ページ44

〜Asaid〜

A「んっ.......」

ゆっくり目を開けて見えるのは木目の天井

あれ、デジャブ

「起きたか」

A「今回もデュースなのね......」

起きたわたしを一番最初に迎えたのは前回と同じでデュース

デュース「起きたなら親父さんのとこに行ってこい、みんな心配してる。今なら隊長会議してるからいいだろ」

いや、隊長会議してんならダメじゃね？

遠回しに会議に乱入しろって言ってるよね

A「うわ、めんどくさいけど行ってくる」

デュース「あぁ、あと点滴は外すなよ」

と、点滴スタンドを渡された

重っ

いつもなら軽いはずなのに......

デュース「身体がまだ完璧じゃないから重いかもしれないが、我慢してくれ」

A「なんでわかったの？」

ま、まさかデュース

お前エスパーか！？

デュース「顔に出てた」

oh......

ま、まぁ気にしないで行こー

点滴スタンドを引っ張って医務室を出て船長室へ向かう

途中クルーの人達が点滴スタンドと私を抱えてくれて今船長室の前

コンコン

「親父、届けもんだぜ」

届けもん！？

私は物か！

「入れ」

いやツッコんでくださいよ〜

ガチャ

「よいしょっと｣

「じゃぁな」

二人のクルーは私を置いてさっさと出ていった

「「「「・・・・・・」」」」

うわ、沈黙とか気まず

白ひげ「気がついたのか」

A「うん、ついさっきね」

マルコ「A、お前寝てたのが一週間なのによく声がでるない」

A「一週間......？」

マルコ「あぁ、出血が多いしお前の血液型ないしで大変だったらしいよい」

あ、ないのは納得出来るわ

A「あぁそりゃあね、で、起きたらデュースに船長室行けって言われた」

みんなの顔が暗いような

しかもこの場には15人

エースは寝坊かな？

A「ねぇ、エースは？」

「「「「.............」」」」

なんで答えないの？

ねぇ！！

A「エースは？」

トーンを低くして言えば

マルコ「エースは......Aが刺された次の日にティーチを追って行ったよい」

は？

ティーチを追って行った？

A「なんで止めなかったの！？」

マルコ「止めたよい！でもエースは聞かないで行った！！」

A「そこは殴ってでも止めてよ！！」

マルコ「そんな事してエースが納得するわけないだろい！！」

A「マルコはエースを止められなかった！だから戦争がおきる！」

マルコ「それを変えるのがAだろい！？」

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