グレイ・フルバスターの姉は出航直後のエースと会いました (ページ33)

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30話～更新復活！～ページ33

A「支えてくれてありがとう」

イゾウ「あぁ、気をつけてな」

イゾウから料理を受け取ってまた歩き出す

挫いた方の足が痛くて歩きにくいが、少しの我慢だよね

1本の廊下を歩いてれば

【医務室】

というパネルが見えて少し早歩きをして行った

コンコン

「はい」

ガチャ

ドアが開けられ、開けた人物を見れば

A「デュースじゃん」

デュース「Aか、どうした？そんなに料理を持って」

A「いや、宴だからね、どうせエースは何も食べてないんでしょ？」

デュース「よくわかったな」

エースとの付き合いも長いしね

それぐらいは一緒に生活してれば分かるし

A「入るよ」

デュース「あぁ」

中に入れば床に座ってベットを背もたれにしてるエースが目に入った

その顔は【どうすれば白ひげを倒せるか】みたいな事を考えてそう

A「エース」

ビクッ

名前を呼べば肩を揺らすエース

こちらを振り向き私だと分かったら安心したのかいつもの顔に戻った

エース「Aか.......どうした？怪我でもしたのか！？」

A「いや、料理を持ってきただけ」

料理、それを聞いたらエースは顔色を変えて

エース「食わねぇ」

一言、そう言った

A「何も食べないのは体に悪いよ」

エース「この船の料理なんて信用できるか」

デュース「な？エースは頑固だから一回も食わねぇでいるんだ」

デュースが後ろからそう行ってきた

心配だな......

そうだ！

A「エース、なら私が料理作るからそれなら食べる？」

エース「は？」

A「食べる？食べない？」

エース「え、いや、俺は......」

あぁ、うじうじ、ウザったいわねぇ！

A「私はそう難しい事を聞いてるわけじゃないんだけど？イエスかノーで答えるだけでいいの」

さぁ、どっち？

怒った感じでエースを問い詰めれば

エース「たべ....ま..........す」

A「よし、よく言ったね」

ワシャワシャ

今まで頑なに拒み続けていたから言いずらかったのか小さい声で呟くように言ったエース

頭を撫でてやると照れて

エース「や、やめろ！」

と、そっぽを向いてしまった

A「ほら、エース。食堂に行くよ？」

エース「.........あぁ」

エースが立ち上がって医務室を出ようとすると

あ、

A「デュースはどうする？」

デュースの事を忘れてた

デュース「おれはAが持ってきた料理を食うからいい」

A「そう？」