爆弾事件 其の二 ページ42
太「会わせてあげたら?社長に」
国「殺そうとするに決まってるだろ!
それに社長は出張中だ!」
となると・・・と太宰が呟き逃げないでね、とAに念を押し繋いでた手を離した
太「・・・人質をどうにかしないと」
この言葉を合図にいい歳した大人のガチなジャンケンが始まった
敦とAは何も言えない
呆れて
暫くあいこが続いたが最終的には太宰が勝った
勝者はにたぁとした笑みを浮かべ敗者は拳を握り悔しそう
国木田にさっさと行けと言わんばかりにAと繋いでいない手を振る太宰
太「あの女の子はバイトのナオミちゃん」
敦「えぇぇ!完全にとばっちりじゃないですか!」
人質のコの話をする太宰
国「おい、落ち着け少年」
爆「来るなァ!吹き飛ばすよ!」
ボタンを向けられ、さっと両手を上に挙げる国木田
爆「知ってるぞ、アンタは国木田だ!アンタもあの嫌味な『能力』とやらを使うンだろ!?
妙な素振りをしたら皆道連れだ!」
今の会話を見て
太「まずいね、これは。探偵社に私怨を持つだけあって、社員の顔と名前を調べてる」
太宰を見てアッ嫌な予感がするA
太「社員の私が行っても余計警戒されるだけか・・・・
太宰が敦とAを見てにやぁっと笑った
敦はゾッと嫌な予感がした
敦「やややややめなさーい!親御さんが泣いてるよ!」
「・・・やめなさーい(小声)」
爆「な何だアンタらっ!」
何故こんな事になったのか
発端は少し前太宰がニタァと笑った処まで遡る
太「社員が行けば犯人を刺激する。
となれば、無関係で面の割れてない君たちが行くしかない」
敦「むむ無理ですよそんなの!」
敦に同感と言わんばかりに頷くA
敦「第1どうやって」
この言葉には賛同しか無かったが
太「犯人の気を逸らせてくれれば後は我々がやるよ。
__そうだな、落伍者の演技でもして気を引いては
信用し給え、この程度の揉事武装探偵社にとっては朝飯前だよ」
敦は太宰の爽やかな笑顔に押され、Aは太宰の笑顔に対し一瞬顔を
結局、この事件をなんとかしないと仕事を紹介してもらえないと悟り諦めた
ちなみにいくら犯人逮捕の為とは云え、偶然居合わせた人を囮に使うとかやっぱりあの人怖い、みたいなことを思っていたA
太「それと何かあったら不安だからAちゃんの手首に紐結んでおくね」
そう云うが早いか、左手首に青い紐が結ばれた
太「紐の先は私が持ってるから何かあったら紐引いてね」
そして、先程の新聞を持った下手な説得に至る
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宵闇の猫(プロフ) - あぁ、すみません!!ご指摘ありがとうございます!!外しておきました。応援ありがとうございます!!これを励みに頑張らせて頂きます!(`・∀・´) (2018年7月28日 21時) (レス) id: c4a0eba83f (このIDを非表示/違反報告)
赤菊 藍(プロフ) - オリジナルフラグ外さないといけないので外してください。それと、面白そうな小説ですね。応援しています。 (2018年7月28日 13時) (レス) id: ebdd3cef6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵闇の猫 | 作成日時:2018年7月28日 13時