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爆弾事件 ページ41

国「誰が社の信頼を一身に浴びる男だ。お前が浴びてるのは文句と呪いと苦情の電話だ!」

2人は若干引いたような顔で太宰を見る

太「えー」

国「それより疾く来い!この非常事態に何をとろとろ歩いて居るのだ!」

太「朝から元気だねぇ、あんまり怒鳴ると悪い体内物質が分泌されて、そのうち痔に罹るよ」

国「何、本当か!?」

今手が繋がれているせいで異能が発動してないが、その話は嘘だと思うA

太「メモしておくといい」

怒鳴りすぎると痔に罹る・・・と国木田がメモをしている間にAの手をパッと離し

太「嘘だけどね」

怒りのあまり万年筆を折り太宰をボコボコにする国木田

敦「あの・・・・・[非常事態]って?」

そんな2人を見て敦が呆れ顔で尋ねた

国「そうだった!」

太宰がAに手を貸して、と云い立ち上がろうとしている

国「探偵社に来い!人手がいる!」

太「何で?」

ヨイショッ、とAの手を貸りて立ち上がった太宰が聞く

国「爆弾魔が・・・人質連れて探偵社に立て篭った!」

太宰に手を持たれながらAは太宰に聞く

「え、帰ってもいいですか?
仕事の斡旋他の日でも善いんで」

太「ダーメ」

「ハイ」

太宰のニッコリ笑顔とガッシリと掴まれた手に何かを諦めた微笑を浮かべるA




敦とAは太宰と国木田に連れられ探偵社に来ている

「探偵社って、建物大きいんですね、って云おうとしてたんですけど、違うんですね」

国「嗚呼、残念ながら探偵社はこのビルの4階にある此処だ」


4人でコソコソと入り口から入り物陰に身を潜める

どうやら部屋の真ん中の机に座ってるのが爆弾魔らしい

爆「嫌だァ・・・・・・、もう嫌だ・・・・・・。
ぜんぶお前等の所為だ・・・・・・、『武装探偵社』が悪いンだ!」

爆弾魔の足元にはセーラー服姿の女の子が人質として捕まっている模様

爆「社長は何処だ!早く出せ!でないと___
爆弾で皆吹っ飛んで死ンじゃうよ!!」

太「あちゃー」

国「怨恨だ。犯人は探偵社に恨みがあって社長に会わせないと爆破するぞ、と」

太「ウチは色んな処から恨みを買うからねぇ」

太宰が人質のコの足元に置いてある爆弾を一瞥した

太「・・・・あれ、高性能爆薬だ。この部屋くらいは吹き飛んじゃうね」

冷静に分析をする探偵社2人組

太「爆弾に何か被せて爆風を抑えるって手もあるけど・・・・・・、この状況じゃなぁ」

「あのすみません、逃げないので手ぇ離してもらってもいいですか?」

太「怪しいからやだ」

この状況下じゃなければスルーされない会話

国「どうする?」

爆弾事件 其の二→←朝っぱらから



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宵闇の猫(プロフ) - あぁ、すみません!!ご指摘ありがとうございます!!外しておきました。応援ありがとうございます!!これを励みに頑張らせて頂きます!(`・∀・´) (2018年7月28日 21時) (レス) id: c4a0eba83f (このIDを非表示/違反報告)
赤菊 藍(プロフ) - オリジナルフラグ外さないといけないので外してください。それと、面白そうな小説ですね。応援しています。 (2018年7月28日 13時) (レス) id: ebdd3cef6b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:宵闇の猫 | 作成日時:2018年7月28日 13時

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