事の始まり ページ33
「うわぁ、痛そうですね。落とす等可哀想では有りませんか」
立ち上がり太宰達の近く迄行き言葉を発す。
「結局白虎さんでは無く私を囮として呼びましたよね?」
太「さぁ」
真意が読めない答えと顔である。Aは諦めて違う角度から文句を云うことにした。
「貴方のお陰で此処1年間の中で1番疲れたのですけど・・・」
太「其れはおめでとう!!
其れにしても前線とか体を使う仕事は相変わらず駄目だねぇ」
イラァ
(・・今すぐあの顔に水をぶっかけたいぐらいにはカチンと来ましたね)
太宰に何か投げる物はないかと周りを見渡している時聞き覚えの有る声が響いた。
国「おい、太宰!」
太「ああ、遅かったね。虎はと捕らえたよ」
太宰の処に駆け寄る国木田が見た光景とは
太宰の足元で無防備に眠る少年と
顔に笑みを浮かべ乍何処と無く物騒な視線で辺りを見回している少女、
相棒の太宰だった。
国「・・・じゃあ、
太「うん、虎の能力者だ。変身している間の記憶がなかったんだね」
様々な云いたい事を我慢し一言だけ文句を云ってやろうと頭を掻きながら見せる。
国「全く__次から事前に説明しろ、肝が冷えたぞ」
そこには太宰が国木田に渡したメモ
【十五番街の西倉庫に虎が出る
逃げられぬよう周囲を固めろ】
が記されており呆れるくらい説明が抜けていた。
(こんな文章で動いて貰えましたね・・)
「おかげで非番の奴らまで駆り出す始末だ、皆に酒でも奢れ」
国木田の後ろには探偵社員だと思しき方が三名
?「なンだ、怪我人はなしかい?つまんないねェ」
黒髪でボブカットに大きな蝶の髪飾りが特徴の物騒な発言をした綺麗な女性
与謝野晶子
能力名『
?「はっはっはっ、中々出来るようになったじゃないか、太宰。まぁ、僕には及ばないけどね!」
今迄出会って来た中で1番探偵らしい格好をしている糸目の子どもぽいところがある様な男性
江戸川乱歩
能力名『超推理』
?「でも、そのヒトどうするんです?自覚はなかったわけでしょ?」
金髪でニコニコと笑う麦わら帽子を首にかけた十代中頃ぐらいであろう少年
宮沢賢治
能力名「雨ニモマケズ」
国「どうする太宰?一応区の災害指定猛獣だぞ」
理想と書かれた手帳を持つ男性
国木田独歩
能力名『独歩吟客』
太「うふふ、実はもう決めてある」
優しそうな笑みをし包帯を首や腕等に巻き付けてある男性
太宰治
能力名『人間失格』
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宵闇の猫(プロフ) - あぁ、すみません!!ご指摘ありがとうございます!!外しておきました。応援ありがとうございます!!これを励みに頑張らせて頂きます!(`・∀・´) (2018年7月28日 21時) (レス) id: c4a0eba83f (このIDを非表示/違反報告)
赤菊 藍(プロフ) - オリジナルフラグ外さないといけないので外してください。それと、面白そうな小説ですね。応援しています。 (2018年7月28日 13時) (レス) id: ebdd3cef6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵闇の猫 | 作成日時:2018年7月28日 13時