巧みな誘い ページ29
敦「院を出たのが2週間前、川であいつを見たのが__4日前」
国木田曰く目撃証言と一致している模様。
其れを聞き更に考え込む太宰。
其の後直ぐハッとしてにっこりと笑いながら話し掛ける。
太「敦君、これから暇?」
ゾッと嫌な予感がしたのか、
敦「・・・・・・猛烈に嫌な予感がするのですが」
・・もうしたらしい。
(・・・厄介な面倒事の臭いがします。)
斯く云うAも可成、嫌な予感がする。
太「君が『人食い虎』に狙われているなら好都合だよね、虎探しを手伝ってくれないかな」
敦「い、いい、嫌ですよ!其れって詰まり『餌』じゃないですか!誰がそんな__」
太「報酬出るよ」
言葉を遮りこの言葉を出した途端敦が黙り目が変わった。
その間に太宰は国木田に1枚の紙を渡し社に戻って伝えように云った。(渋ったが太宰のひと言に拠り諦めた模様)
敦「ち、ちなみに報酬はいかほど?」
太「こんくらい」
太宰が金額を書いた紙を見せ釣られた敦。
太宰は思い出した様にひと言。
太「あァ、Aちゃんもだからね」
敦と同様に断ろうとしたがどうせこの男に何を云っても無駄なのは火を見るより明らかである。
なんなら太宰の事だ手伝わなかったら手伝わなかったで後々面倒なのは目に見えているし、太宰との取り引き系はほぼ必ずと云っていいほど守らなければならないのをAは過去の経験や付き合い等で知っている。
更に云えば太宰自身が"虎探し"と明言している以上取り引き(?)の対価である"虎探し"とAは"手伝う"云って仕舞った為手伝わなければならない。
最悪の場合、約束が反故にされる危険が有り困る。
そして何よりAの性格上約束した手前断れない。
詰まる処、外堀も何もかも埋められた・・・俗に云う逃げ道が無い状況である。
「・・・拒否権はどうせ無いのでしょう?」
答る代わりににっこりとした笑顔の太宰。
Aはこの何を考えているか解らないこの表情と凡てを見通した様な目が嫌いである。
今も昔も。
(死んで欲しい)
ちなみに国木田は太宰から貰った紙を見て考え込んでいる。
*:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ *:..。oƒ
きりが良いのでこの話はここまでにしておきます。
唐突の駄作者反省会
・いつもより、短くてごめんなさい
・文章が多くてごめんなさい(今回特に改行で隙間が無い処があります)
・そのため読みづらかったのでしたらごめんなさい
そういう方が居ましたらコメント欄にてお知らせ下さい
19人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
宵闇の猫(プロフ) - あぁ、すみません!!ご指摘ありがとうございます!!外しておきました。応援ありがとうございます!!これを励みに頑張らせて頂きます!(`・∀・´) (2018年7月28日 21時) (レス) id: c4a0eba83f (このIDを非表示/違反報告)
赤菊 藍(プロフ) - オリジナルフラグ外さないといけないので外してください。それと、面白そうな小説ですね。応援しています。 (2018年7月28日 13時) (レス) id: ebdd3cef6b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:宵闇の猫 | 作成日時:2018年7月28日 13時