気遣いと嫌がらせって或る意味紙一重？ ページ13
もう苦笑いが固定化されている私は話を戻すことに
「御二方とも探偵でいらっしゃったのですね。お仕事柄内容などお話出来ないのに、お尋ねしてしまいすみませんでした。」
国「否、今回の話は別に機密な仕事でも無いからな。なぁ、太宰？」
太「嗚呼、確か軍関係の仕事だったねぇ。」
え、何処が機密ではないのか教えて欲しい。切実に。まぁ、その軍関係の仕事とやらに関わる気など毛頭もないが･･･。
面倒事には、関わらないのが1番である。之は奇妙な私の人生の中で理解出来て且つ学んだ数少ない物事の内の1つである。
まぁ、何が言いたいかって言うとこの状況から、この場から、この2人から、離れたい。
2人が私にはわからない会話を繰り広げている間に帰ることにした私。何も言わずに帰る事は、なんとなく後ろめたい気がしたので一応声を掛けておく事に
「あの御二方ともお仕事が有るのにすみません。時間も時間ですので、帰らせて頂きます。」
其の途端、話すのを辞めぐるりと此方を見た。しかも二人共だ。
太「いやぁー、Aちゃんが気にする事じゃないよ。ねぇー、国木田くん？」
国「嗚呼、全くだ。そんな事貴様が気にする事でも無かろう。」
気にするなと云われ歓喜に満ちていた次の瞬間、この一言で絶望に叩き落とされた。
太「まぁ、道も暗いし送って行くよ。」
その言葉に頷く国木田さん。
(え？ｴｯ!?この人って本当に悪魔なのでしょうか否、この人達二人共の嫌がらせでしょうか)
ﾋﾟｼﾘｯと固まっている私に気づいていない国木田さんは喋る。
国「近頃は物騒だからな。幾ら仕事が理想通りにいかなかったとはいえ、時間も遅いし噂の神隠しとやらとか犯罪に巻き込まれても困るしな。」
太「尤もこんな時間に女の子を1人で帰らせる訳無いのだけれど。」
(私としましては、神隠しに遭ってみたい気もしますが･･･)
と、何処かズレている(だろう)事を思いながら、あの人が私にこんな扱いをするなんてと一人心地るが、
「いえ、結構です。平気ですよ。」
断る事にする。これ以上私の事に関わって欲しく無い為、“大丈夫です”ではなく“結構です”ときっぱり。
太「私達がしたいのだよ、そうさせて呉れるかい。こんな時間帯で更に物騒ときた、親御さんは心配しないのかい？」
え？はてなマークは？と思った前半とえげつない所を突いてくるなぁと思う後半だった。
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更新出来てなくてすみませんでした
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宵闇の猫(プロフ) - あぁ、すみません!!ご指摘ありがとうございます!!外しておきました。応援ありがとうございます!!これを励みに頑張らせて頂きます！(｀・∀・´) (2018年7月28日 21時) (
レス) id: c4a0eba83f (このIDを非表示/違反報告)
赤菊 藍(プロフ) - オリジナルフラグ外さないといけないので外してください。それと、面白そうな小説ですね。応援しています。 (2018年7月28日 13時) (レス) id: ebdd3cef6b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵闇の猫 | 作成日時：2018年7月28日 13時
