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心操が集めてきたのは尾白と庄田、青山の3人
彼らと私は騎馬になって、位置につく
心操「…わかってるな？」
『勿論…最後の一分が勝負…それまでは…なされるがままに…』
心操「ああ…始まるぞ」
スタート
その言葉と同時に、各チーム一斉に動き出す
かくいう私達は端の方で乱戦を見学してる
なにもしていない訳じゃない
頭は常にフル稼働…どのチームがどういった動きをメインにしているか
攻めてポイントを奪うのか…はたまた守りに徹しているのか…
ライ(あ！緑谷君達…)
ポイント、取られたな…
これはかなり面白くなってきた
残り…一分…
心操「流速！」
『わかってる』
…これも、作戦の内…
鉄哲チームを洗脳させてハチマキをすべて奪った
洗脳が解かれた時には…持ち手ポイントは0…
ライ(ちょっと可哀想だよね)
まあ…これが勝負ってもんでしょ
それに、私達はただ持ち得る手段のなかでこの行動をした
違反もなにもしていないのに、責められることはない
ライ(それもそうだね)
試合終了の合図が鳴った
マイク《1位轟チーム！2位爆豪チーム！3位鉄て…アレェ！？オイ！心操チーム！？いつの間に逆転してたんだよオイオイ！4位緑谷チーム！！以上四組が最終種目へ…進出だぁ！》
ふっプレゼント・マイクもわかんなかったか…
ライ(そりゃ霊華が皆の走るスピード速くして殆ど瞬間移動的なことしたんだよ？誰もわかんなくて当たり前)
まあ、これでわかったら逆に怖いよな
ライ(まじでそう)
心操「流速」
『何？』
心操「ありがとな…ナイスサポートだった」
『ああ…心操も…ナイス…最終種目、頑張れよ』
心操「ああ流速もな…じゃ」
『ああ』
ライ(ねぇ…)
何？
ライ(もう隠す気無くなってない？もう完全に霊華の口調だったよ！？)
まあ、心操は普通科だし…別に普段の姿を知ってる訳じゃないからいいだろ
ぶっちゃけライの真似するの疲れる…余計な体力使うし
ライ(…まあ、霊華がそれでいいならいいんだけど)
…それより、次で最後か…リタイアしてぇな…
ライ(絶対！ダメ！)
もういいじゃん…
ライ(…じゃあお父さんに弱いところ見せるの？)
…そうは言ってない
そうだった…あいつが見てるんだ…
まじで…一回地獄に落ちて欲しい…落ちて…死ぬより苦しい痛みを経験しながら絶望して欲しい
…はぁ…
こんなんじゃ、ヴィランになっちゃうわ…
…人混みばっかだし、人が少ないとこ行くか…
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作者名：おにぎりせんべい | 作成日時：2023年11月23日 0時
