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とうとう体育祭当日
まあ、第2種目まで残れればいいな〜程度にやろうと思う
…まあ、ライはそんな感じじゃないんだけど
ライ(絶対！表彰台乗ろうね！)
…面倒臭い
ライ(もし表彰台乗ればお父さんもきっと振り向いてくれる！)
…あいつは…私達に振り向くことは…もう一生ない…
ライ(そんなのやってみないとわかんないって！)
…お前は能天気そうでいいよな…
なぜライがあいつにまだ期待をしているか…
ライの負の感情が欠如していることも要因の一つだが、主な要因は…
私がライを、酷い暴力を振るわれている時には避難させているからだ
この間の"罰ゲーム"しかり、普通の日でも、今日はちょっと酷いかも…という時には色々言い訳して出ていってもらっている
だから、ライが知っているあいつは、暴力をは振るってくるがまだ腐りきっていない父親だ
さっさと本当の事を教えたらいいのだが、それを知ったライがとる行動は目に見えてる
絶対に警察、もしくは先生達に言ってなんとかしてもらおうとするだろう
そんなこと私は望んでない
そんなことになるぐらいだったら面倒ではあるが、いちいち出ていってもらった方がよっぽどましだ
ライ(とにかく！表彰台！乗ろう！)
…うるさい
ライ(仕方ないじゃん！めっちゃ楽しみなんだよ！)
何がそんなに楽しいんだか…
ライ(え〜霊華は楽しくないの？)
面倒臭いとしか思わない
ライ(む…だったら私が出ても…)
駄目…それとこれとは話が別
ライ(う…まあでも！？絶対に認めさせるからいいよ！)
あっそ…
もう開会式始まるし…行くか！
マイク「どうせアレだろ…こいつらだろ！敵の襲撃を受けたにも関わらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星！ヒーロー科、1年A組だろ！」
うるさいな…
ヒーロー科B組、普通科、サポート科や経営科…全11組の1年生が全て揃う
ミッド「選手代表、1−A、爆豪勝己！！」
爆豪が選手代表…嫌な予感しかしない
ライ(めっちゃ予想外なんだけど…)
いや…あいつ入試一位通過だろ…まあ、妥当だとは思うけどな
ライ(まじか…)
爆豪「せんせー…俺が1位になる…せめて跳ねのいい踏み台になってくれ」
やると思った…
ライ(勇気あるね…私には無理だ…)
とにもかくにも、この試合は勝ちに行く
まあ、10位以内に入れればいいかな
…1〜3位には絶対入りたくない
そんな目立つ必要はない
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作者名：おにぎりせんべい | 作成日時：2023年11月23日 0時
