[ヒロアカ]二重人格の雄英生 (ページ34)

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次の日

結局検査とか色々あり、退院できたのは夕方だった

そこから急いでバイトに向かって、いつも通り深夜に帰ってきて…あいつは出掛けてたから"罰ゲーム"を受けることはなかったが、机の上に次の日曜日から"罰ゲーム"を始めるって置き手紙があった

取り敢えず、今日から始まるわけではなさそうなのでほっとしながらも学校に向かう

家をでる前にライに主導権を渡し、学校に向かう

家を出るのが少し遅かったせいで、教室に向かう途中で包帯だらけの担任に会った

『相澤先生！もう復帰して大丈夫なんですか？』

相澤「…そうか。学校では主導権、逆だったか」

『ふふっ！その話は外ではあまり、ですよ！』

相澤「そうだったな…流速こそ、復帰していいのか？まだ十分に治ってないだろ」

『確かに入院はしましたけど、骨折とかの大きな怪我はしてないので大丈夫です。それに放課後はリカバリーガールのところに行くよう、言われてるので』

相澤「…なら、いい。というか、もうすぐチャイム鳴るけどいいのか？」

『！？本当だ！ありがとうございます！』

ライ(霊華！チャイムギリギリだって教えてよ！)

知ってるのかと思ってた

ライ(知るわけないじゃん！)

そんな自信満々に言うことじゃない

なんとかチャイムギリギリで席に着くことができた

教室に入ってから皆の視線が痛い

居心地が悪くて体を縮こませる

いくら主導権を握っていないとはいえ、居心地の悪さは伝わってくる

気分が悪くなって、気持ち悪さを感じ始めた時、教室のドアが開いた

入ってきたのは先程会った相澤先生

「「相澤先生復帰早ぇー！」」

ライ(見てるだけで痛々しいよ…)

逆になんで動けるのか疑問だな

というか、担任の話聞け…

「俺の安否はどうでもいい…何よりまだ、戦いは終わってねぇ…雄英体育祭が迫ってる」

「「クソ学校っぽいのキター！」」

雄英体育祭

それは、かつてのオリンピックに代わり、全国を熱狂させているイベント

現役プロヒーローもスカウト目的で大勢、観戦に来る

実際ここで良い印象を残せた生徒は、この後の職業体験参加の際多数の指名が入れられていることが多い

また、ヒーロー科受験に落ちて普通科に入った生徒もおり、成績次第ではヒーロー科生徒の枠を取れる可能性もある

更に、サポート科の生徒が企業の目に留まらせるため、自身で開発したアイテムを持ち込んで戦うこともある

まさに、日本のビックイベントの一つ

それが、もうすぐ行われる…