[ヒロアカ]二重人格の雄英生 (ページ31)

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次の日

因みに私が負った怪我は全身打撲、全身切り傷、軽い脳震盪だ

全身打撲、全身切り傷は敵でやられた以外のもあるのだが、黙っておこう

そして今、目の前には包帯が身体中に巻かれた担任と、オールマイトがいた

担任はともかくオールマイトがいる理由が全く分からないのだが、取り敢えず座ってもらって話を聞く

因みに現在、主導権はライ

怪我による痛みを我慢して喋ってもらっている

まあどんなこと喋るかは、私が指示してるんだけどね

『…それで、なにか聞きたいことがあってここに来たんですよね？前降りは大丈夫なので、本題に入って下さい』

相澤「ああ…結論から言う。流速。お前…二重人格で間違いないか？」

『…なんでそう思うんですか？』

相澤「昨日、俺が二重人格である可能性を口にした時、否定も肯定もしなかっただろ。ああ言うのは何かしらの反応を示すのが普通だ。何も示さないってことは流速が二重人格だってことだろ」

ライ(どうする？もう誤魔化しようがないよ…)

仕方ない

主導権、変われ…私が説明する

ライ(…わかった)

はあ…頑張れ、私

常に冷静な考えを忘れるな

『…で？だからなんだ？』

相澤、オール「！！」

相澤「目が…成る程、変わったのか…」

『理解が速くて助かる。改めて、私は流速霊華。この体の表人格。さっきまで話してたのがこの体の裏人格であるライ。よろしく』

オール「待ってくれ。流速少女が二重人格であることは理解できた。だが君が表人格って…さっきの…ライ少女？…が表人格じゃないのか？」

『…私はコミュニケーション能力が高くないので。普段の生活はコミュニケーション能力が私よりも高いライに任せているんです』

取り敢えず、必要最低限のことを話していく

全てを話す必要は、ない

相澤「成る程…大体は理解できた…ここからはマイクが言っていた話なんだが、流速…正確にはライか…ライが腕を宝石のようなものに変化させて戦っていたらしい…流速。お前の個性、本当に『速度変化』だけか？」

…やはり、見られていたか

げど私ばっかり答えてばかりじゃ、つまんないよな…

『それを話す前に…オールマイト』

オール「なんだい？」

『その姿、疲れてるんじゃないですか？こんなとこで頑張らなくてもいいんじゃないですか？』

相澤、オール「！！」

『私…私達、もう察してるんです…もう、残り少ないんでしょう？』

さあ、どうでる？

平和の象徴、オールマイト…