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ハクが人格を具現化して出てきて、そのまま化け物に突撃する
そのスピードを最大にしつつ、転がっていたコンクリートを手に飛びかかる
私が出せる最大スピードは大体光速と同じぐらい
この分キャパオーバーが近くなるが、今はそれどころじゃない
ハクのお陰で一瞬だが化け物に隙ができた
そこを狙って攻撃する
今度はしっかり手応えがあった
ライ(よっし！ナイス！)
…手応えはした
普通なら気絶、最悪死ぬ位の威力のはずだが…
ライ(大丈夫でしょ！…というか、今のでキャパオーバーした？私は後一回ぐらいならいけるけど…クロ、完全にキャパオーバーしてるよね…)
…まあ、こうなることは薄々気付いてた
ハクもキャパ、ヤバいのか…
調節していくぞ
ライ(わかった…っ！？は！？)
…嘘だろ
再生してる…そういう個性か？
いだとしたら個性、何個持ってんだよ…
…いや待って…もしかしたら…でも、そうなると…あいつは元々…
人間だった？
実験された魔改造人間？もしくは死体を改造したか…
でも実験したからって個性を無理矢理植え付けることなんて…
いや、そういう個性があれば別か…
でもこの仮説があっていれば、全てに説明がつく
問題は誰がやったかだが…これ以上踏み込んだらヤバい気がする
…どうするのが正解か
色々な考えが頭に浮かんでいて、私は気付くことができなかった
ライ(クロ！危ない！)
目の前に迫っている、化け物に
咄嗟に左腕で庇ったが、そのせいで骨はバキバキ
しかも、力が強く私の体は斜め上へと飛ぶ
個性でスピードを落とそうにも、キャパオーバーで個性の精密なコントロールができない
しかも、吐き気がヤバい
頭痛はそこまで酷くないため、頭の回転が遅くならないことだけが救いといったところ
ライ(大丈夫！？)
これが大丈夫だと思うなら、私はお前の頭が心配だ
…幸いと言っていいのか分からないけど、痛みを感じないお陰でまだ動ける
普通だったら、痛みで叫んでるぞ
ライ(見た目的に、相当バッキバキだよ…)
ああ…そんなことより…飛ばされた先、最悪だな…
結局地面にそのまま激突した
血がドクドクと流れているのを感じながら立ち上がると、そこは…
オール「流速少女！？」
『…最悪だよ…ああ、気分が悪い』
最初の広場
周りには、オールマイト含めた雄英のプロヒーロー達
そして、笑顔でこちらを見つめる…敵がいた
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作者名：おにぎりせんべい | 作成日時：2023年11月23日 0時
