[ヒロアカ]二重人格の雄英生 (ページ15)

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投票の結果、委員長が緑谷、副委員長が八百万さんになった

あれだけやりたがっていた飯田は、なんだかんだで自分自身に投票しなかったようだ

飯田「い、一票入ってる…！」

ライ(私達の一票、無駄になったね。自身に投票してたらワンチャンあったかもしれないのに)

ま、あいつなりの考えがあったんだろ

ライ(そうだね)

そのまま時間は経ち、昼食の時間

麗日「霊華ちゃん！一緒に食べない？」

『ごめん、私相澤先生に呼び出しかかってて…』

麗日「そうなんだ…わかった！また今度誘うね！」

『ありがとう』

そう、私達は担任から呼び出されている

ライ(なんだろうね)

わからん

ライ(まあ、私達のことについてじゃなければいいんだけど)

若干疑われているってことは黙っておく

個性把握テストの時に向けられた警戒心

担任が戦闘訓練のVを見たなら、当然授業の途中で雰囲気が変わったことに気付いているだろう

そして多分、オールマイトも気付いてる

そう考えると、バレるのも時間の内

ま、個性の事がバレなきゃどうでもいい

ライ(職員室着いたけど…なんか緊張するね)

なんでだよ

早くしろ、担任は時間に厳しいんだろ

ライ(…よし！行こう！)

そっとドアを開ける

『失礼します！相澤先生いますか！』

相澤「来たか…」

…やっぱり怪しまれてる、か？

担任の目はなんだか全て見られているような気がして怖い

相澤「休み中に悪いな。これを教室まで持っていってほしい」

そう言って渡してきたのは大量の資料

ざっと見た感じ、授業で使う物のようだ

『わかりました』

…担任がこれだけのために私を呼び出すだろうか

そんなことするより、自分で持っていった方が断然速い

…もしかして、私が出てくるタイミングを調べてる、とか？

こりゃ完全に警戒されてんな…

ライ(え～でもそんな風には見えなかったけどな…)

そりゃ担任はプロヒーローだぞ

そんな分かりやすく警戒するわけないじゃないか

ライ(じゃあなんで霊華は分かるのさ)

決まってるだろ

私ならそうするからだ

ライ(…成る程ね、納得)

資料を教室に持っていき一息つく

その時、校舎内に警報のような音が鳴り響く

＜セキュリティ3が突破されました。生徒の皆さんはすみやかに屋外へ避難してください＞

ライ(え？どういうこと？)

わからん

取り敢えず外見ろ、んで状況確認

話はそれからだ

ライ(…ん？なにあれ…マスコミ？)

ああ、嫌な予感がする