[ヒロアカ]二重人格の雄英生 (ページ14)

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ライ(ねえ、めっちゃ痛い)

当たり前だ

三時間以上殴られたんだぞ

そんなすぐに痛みが引くわけないだろ

ライ(…立ってるだけで痛い)

ほんとにヤバかったら変わってやる

それまで頑張れ

ライ(戦闘以外で交代はしたくない。頑張る)

ん、にしても校門の前の…マスコミか？邪魔だな

ライ(うわ、これじゃあ遅刻するよ)

「雄英高校の人ですよね？オールマイトの授業はどんな感じですか？」

『……』

「あの…」

『遅刻するんで』

うわ、辛辣

ライ(あんなのに時間を使うなんて勿体無いからね)

担任みたいになってるな

ライ(相澤先生に？…確かにそうかも…というか、本当に遅刻しそう。ヤバイ)

うわ、後五分じゃん

ライ(ギリギリ間に合った、かな？)

麗日「おはよう、霊華ちゃん！」

『おはよ』

今日はあんまり話さないね

ライ(いや、普通に体痛すぎて…ヤバイ、死にそう、動けない)

変わる？

ライ(いや、まだ大丈夫…多分)

多分て……ま、無理だったら言え

人格で痛みが共有されなくて良かったな…お互いに

それにしても同じ体に宿っているのに、痛みの感じ方が違うなんて不思議だよな

ま、それで助かっている部分、かなりあるからいいんだけど

それに、ライのことも実際よく分かってないしね

たまに、本当に私達は二重人格なのか疑うことあるし

そもそも似てなさすぎて、しょっちゅう意見対立してるし

なんて考えていると、担任が来た

心なしが少し疲れているようだ

きっとマスコミの対応でもしてきたのだろう

お疲れ様だな

相澤「HRの本題だ。急で悪いが今日は君らに…学級委員長を決めてもらう」

「「(学校っぽいのきたー！)」」

めんどくさ…

ライ(まあ、リーダーシップが発揮できるし、ヒーロー志望の人にとっては絶対にやりたいって思うんでしょ。気持ちは分かるし)

理解不能

皆が手を挙げる

学級委員長なんて、所詮は雑用係でしょ…

「静粛にしたまえ！」

飯田の大きな声で、静まり返る教室

「他を権威する責任重要な役職だぞ！やりたいものがやれるもではないだろ！信頼あってこその務まる、民主主義に乗っ取り、真のリーダーを皆で決めるのであれば、これは投票で決めるべき議案」

そういう飯田こそ、やりたがってる

結局投票で決めることになった

ライ(誰にする？)

ライが決めたら？正直私はどうでもいい

ライ(いいから。参考程度に教えてよ)

そうだな…

あいつだな