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「いつになったら終わるのーこれー」
伊野尾さんは体を伸ばし、
んーっ、と声を上げる。
外も明るくなり、
あれからかなり時間がたっていることを表していた。
もし、警視庁内からハッキングしているとすれば…
あまり長い時間まで俺たちを拘束することはできないはず。
俺がいろいろと考えている間にも、
伊野尾さんは問題を解いていたらしく、
ふと、画面が真っ暗になった。
"今回は警告だ"
浮かび上がるようにして、
それは現れた。
それと同時に、
ドアが開く音がする。
入ってきたのは薮さんで、
ドアが開いてほっとしている様子だった。
俺が薮さんから視線を戻した時には、
画面は今まで通りのデフォルメの壁紙になっていた。
ハッキングは解けたらしい。
「伊野尾、圭人、
大丈夫だったか？」
「大丈夫なわけないでしょ、
此処の情報盗まれる直前だったんだよ？」
想像とは違う答えが返ってきた薮さんは、
少し驚いた様子でいたが、
すぐに平静を取り戻した。
薮さんは伊野尾さんが座る椅子の背もたれに手を置くと、
画面を見ながらつぶやく。
「伊野尾、ハッキングした相手のパソコン絞り込めるか？」
「もちろん」
ハッキングが解ければこっちのものだよ。
伊野尾さんは口角を上げて言うと、
さっきとは比べ物にならない勢いで手を動かす。
次々と文字を打ち込み、
響くような強さでエンターキーを押したその先に見えた、
一人の人物＿＿＿
警視庁サイバーテロ対策課で働く、
新人刑事だった。
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Kanade(プロフ) - 何回もこのお話を読ませていただいてます！更新されるのを楽しみにしています！ (2022年4月1日 18時) (
レス) @page15 id: 65639ee896 (このIDを非表示/違反報告)
茸*(プロフ) - ゆうみさん» コメントありがとうございます(*^-^*)最近私情で更新が滞ってしまい、申し訳ありません。温かい応援をくださってありがとうございます。更新頑張ろうと思います！ (2017年12月14日 17時) (レス) id: c87a0e9b8d (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみ(プロフ) - とても面白いお話の展開で続きが気になります！大変だとは思いますが続きの更新待ってます！ (2017年12月14日 12時) (レス) id: 5564a3435c (このIDを非表示/違反報告)
茸*(プロフ) - ちゃんさん» いえいえ。理解していただきありがとうございますm(_ _)m もちろん、薮くんの出番もちゃんと作るので待っていてください！ (2017年10月26日 18時) (レス) id: ad6a76a56d (このIDを非表示/違反報告)
ちゃん(プロフ) - 茸*さん» なるほど！わざわざレスありがとうございます！次は薮君出番のもぜひ書いてください←おい (2017年10月26日 18時) (レス) id: 60ce3d0919 (このIDを非表示/違反報告)
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