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ne「なかなかに綺麗でしょ？」
そう言ってノエルさんは中身を見せてくれた。
懐中時計の中身は、綺麗な歯車の模様と、金色のローマ文字。
カチ、カチ、カチと秒針が進んでいく。
『はい、素敵な懐中時計、ですね。』
そう言いにこりと笑えば、ノエルさんもにこりと微笑んでくれた。
『ちなみに、誰から貰ったんですか？』
自然に頭の中に出てきた疑問が、口からするりと出た。
『(どうしてこんな言葉が…？)』
自分で言っていながらも、勝手に出てきたその言葉に驚く。
ne「……え？
どうして貰い物だって分かったの？」
『えと…、ノエルさんが懐中時計を見ている視線が、熱っぽかったので』
ne「はは、そんな目してたかな？
でも、そうやね……恩人ってとこかな」
なんとか誤魔化したが、貰い物だったことは事実だったようだ。
過去に、その人と何かあったのかもしれない。
そう感じ深く追求はしなかった。
目の前にいるノエルさんを見ていると、出来なかった、の方が正しいのかもしれない。
『ノエルさん、朝ごはんにしましょう。私、サンドウィッチ作りますよ』
ne「あら、本当？それじゃあお願いしようかな」
だから、こんなにも胸が苦しいのだろうか。
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＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ne「それじゃあ、学校、頑張ってね」
『はい！ありがとうございます』
そう言い裏のドアの前で手を振っているノエルさんに軽く会釈をして、城を出た。
城を出入りしていることがバレると危険、と思っていたが、まずここの監視カメラのおかげでバレることすらないらしい。
この辺は警備が厳重らしく、私が1人で歩いても大丈夫らしい。
そう考えると、心が軽くなった。
『(よ〜し、今日も１日頑張ろう！！)』
そう思うと同時に、涼しい風が私の髪をすり抜けた。
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ne side
軽く会釈をして高校に行くAちゃんが見えなくなるまで見送る。
ne「んん〜、」
両手を伸ばし背伸びをした直後、
ジジ…、
そんな音が私のインカムから聞こえてきた。
それはロボロからのようで、
ne「ん？ロボロ？
＿＿＿＿＿＿はい、こちらノエルよ」
rb「あ、ノエルちゃんおはよう、こちらロボロ。急なんだけどグルッペンから召集がかかったから、会議室に来てくれる？」
ne「召集？分かったわ」
また新しい武器でも仕入れたのかしら、なんて思いながら足を進めた。
自然と口角が上がっているのは仕方ないわね。
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あめんぼ(プロフ) - あうあさん» ありがとうございます〜！！嬉しいです(´∀｀=)更新頑張りますね!!!! (2020年3月30日 21時) (
レス) id: 22897bf3ec (このIDを非表示/違反報告)
あうあ - めっちゃおもろいです！これからも更新頑張ってください！ (2020年3月21日 19時) (レス) id: 8787b22be6 (このIDを非表示/違反報告)
あめんぼ(プロフ) - ひよ子さん» コメントありがとうございます〜！！更新頑張りますね…！！(´∀｀*) (2020年3月21日 16時) (レス) id: 22897bf3ec (このIDを非表示/違反報告)
ひよ子 - この小説めっちゃ面白いです！これからも更新頑張ってください(*´∀｀*) (2020年3月17日 21時) (レス) id: ad4aa31054 (このIDを非表示/違反報告)
あめんぼ(プロフ) - ココラさん» コメントありがとうございます！期待に応えれるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします…！！ (2019年8月14日 18時) (レス) id: 22897bf3ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あめんぼ | 作成日時：2019年1月9日 2時
