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コンコンコンッ
書記長室の扉を3回叩く
『失礼します』
部屋の中へ入れば珈琲の匂いがふわっと香る。
トントンはこちらに気付いていないのか、机の上の大量の書類と向き合っていた。
この人も絶対モテると思うんだよなぁ...
ノエルさんと幼馴染とか言うてたやんな?
幼馴染ってよくお互いが気付かないうちに好きになるとかあるやん?
ちょっと羨ましいな...( ˙-˙)
とりあえず声かけないといけないか。
机の近くまで行き声をかける。
『トントンさーん』
th「っ!?...ぁあAか...」
突然の事でびっくりしたのか肩を大きく揺らす。
眼鏡を指でクイッとあげこちらへ視線を合わせた。
うん。カッコイイ。
モテないはずがない...なのに女の人が苦手...
その仕草だけでも間違いなくその辺の女性は落ちるんだけどなぁ.......。
なんて__
『すみません。ノックしたんですが集中していたみたいで...』
tn「ごめんな...締切近いものが多くてな...」
すまんと眉を下げて言うトントンの隈は、以前よりも酷く感じる。
____寝てください…
『要件とは...?』
tn「あぁ...最近ずっと働き詰めだったノエルを休ませてるから、その代わりをして欲しくて」
ノエルさん今日非番だったもんな...
私に出来ることならいいんだけど__
tn「書類を各幹部に渡してほしいんよ。各幹部言うても、書類にミスがあった人等だけやから。」
『分かりました』
渡しに行くぐらいなら私にでも出来るか...
これな。と渡されたのは結構多めの書類。
って多いな...笑
幹部達の名前が書かれた付箋が貼ってある。
1番上のは鬱先生の書類...
[大先生 計算ミス 誤字&脱字 早く直して持ってこい。粛清すんぞ。]
『.........』
tn「じゃあ頼んます〜」
『はい』
大変だな〜なんて他人事のように考えながら書記長室を出た。
___
_____
書記長室を出たのはいいんだが、幹部達が今何処にいるのか分からない...
どうしようと廊下をとぼとぼ歩く
メイドさんに聞いてみよ...
『すみません、鬱先生って今何処にいるかわかりますか?』
メイド「っはい!......えっと...鬱様は兵士専用射撃場で指導をしているかと...」
兵の訓練所って結構遠いよな...
しゃーなしで行くか。運動って事で。
『分かりましたありがとうございます』ニコ
そう言えばこちらを見ていたメイドさん達が、一斉に手を止め固まる。
え、お礼言ったらメイドさん固まったぞ...
___なんでや
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あめんぼ(プロフ) - あうあさん» ありがとうございます〜!!嬉しいです(´∀`=)更新頑張りますね!!!! (2020年3月30日 21時) (レス) id: 22897bf3ec (このIDを非表示/違反報告)
あうあ - めっちゃおもろいです!これからも更新頑張ってください! (2020年3月21日 19時) (レス) id: 8787b22be6 (このIDを非表示/違反報告)
あめんぼ(プロフ) - ひよ子さん» コメントありがとうございます〜!!更新頑張りますね…!!(´∀`*) (2020年3月21日 16時) (レス) id: 22897bf3ec (このIDを非表示/違反報告)
ひよ子 - この小説めっちゃ面白いです!これからも更新頑張ってください(*´∀`*) (2020年3月17日 21時) (レス) id: ad4aa31054 (このIDを非表示/違反報告)
あめんぼ(プロフ) - ココラさん» コメントありがとうございます!期待に応えれるよう頑張りますのでこれからもよろしくお願いします…!! (2019年8月14日 18時) (レス) id: 22897bf3ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あめんぼ | 作成日時:2019年1月9日 2時