【テニプリ】想い知らずな君

22.準備 ページ23

第22話



寮に帰り携帯を見るとメールが来てた



「…ブンちゃんからだ！」



ブンちゃんとは前いた学校で仲が良かったテニス部員丸井ブン太のこと



『やほ！Aって四天宝寺のマネやってんだよな？会えるの楽しみだぜ！』



「私も楽しみ！」



皆元気にしてるかな…？

あ、明日の準備しなきゃ！

何持っていけばいいんだろ？



「旅行の時と同じでいいか！」




コンコン



「…誰？」



今は夜の9時

大体予想はつく



｢A…おる？｣



やっぱり千歳だ

何の用だろう

生憎今は誰かと話す気力がない

準備をするのに張り切りすぎて疲れた



｢千歳には悪いけど無視しよ｣



「A？」



「ごめんよ…」



音を出さないよう布団に移動する

どうやら諦めて帰ったようだ

隣でバタンと音がした



「おやすみなさい」



明日は早めに起きよう

アラームを設定し布団に潜る

寝坊しませんように…




明日会える立海テニス部の皆の顔を思い出しながら瞼を閉じた

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