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朝。
いつもならAちゃんが叩き起してくれるんだけど、今日は久しぶりにアラームの音で目が覚めた。
……珍しい。
最近こんなこと無かったのに。
まぁそりゃああるよね。
Aちゃんだって寝坊することだってあるよ。うん。
ちらっと隣を見ると、やっぱりまだ寝てるAちゃん。
でも、いつもと違うってすぐに気づいた。
布団を口元まですっぽり被ってる。
少し顔が赤い気もする。
これヤバいやつだ。
絶対ヤバいやつ。
今日は学校お休みだ、
「AちゃんAちゃん、起きれる？」
「んん、……」
ゆーっくり目を開けたかと思うと、ぎゅっと俺に抱きついてきた。
熱高いなぁ、
小児科？小児科だよね？そうだよね、小学生……。
Aちゃんいつも元気だから熱出すなんて珍しい。
結構、かなり、とても珍しい。
……んな事はどうでもいい。
早く病院、……。
予約？え、そもそも空いてる？
あ、マネくんにも連絡、……。
うわぁ、頭がパンクしそう、
一通り必要な場所に連絡を入れて、ほっと一息、
……はつけない。
熱計って、着替えして、お粥作って、……。
こんなに軽々こなしてたアッコちゃんとあちくんすごいなぁ、
……そうじゃん！
聞けばいいんだよ！
��
「だから大きいですって。ポトフですか？……聞いてます？」
「……聞いてる聞いてる」
な ん で こ う な っ た 。
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作者名：L
| 作成日時：2020年7月25日 18時
