私をアイして【Riku.A】2

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リハが終わり、AちゃんをGENEさんの楽屋まで迎えに行こうとリハ室のドアノブに手をかける。



「あれ、陸さんどこ行くんすか？」

「Aちゃんのお迎え。行く？」

「行きます！」

「俺も！」



ということで。

ボーカル2人を引き連れて、GENEさんの楽屋にお迎え。

着替えぐらいしてくればよかったなぁ。(笑)



「Aちゃん宿題ばっかで隼さん玲於さん辺り拗ねてないといいですね(笑)」

「どうだろうね、(笑)」



でもまぁ今日は宿題少ないって言ってたし。

お勉強大好きAちゃんならすぐ終わるっしょ。



GENEさんの楽屋のドアをノックする。

でも返事は無し。

心の中で謝りながらもドアを開けると、みんなの荷物があるだけで、楽屋には誰もいない。

Aちゃんのランドセルもない。



「「「……。」」」

「居ないですすね、」

「どこいっちゃったんだろ」



と、その時スマホが鳴った。

あ、隼。









Hayato今みんなでリハ室います!


Hayato が写真を送信しました









裕太さんとAちゃん、玲於が並んで鏡に向かっている写真が送信されていた。



「Aちゃんたちリハ室いるって」

「まさかの俺らの隣、(笑)」



灯台もと暗しって感じですねっ。(？)



3人並んで、来た道を戻った。

なんか懐かしいな、この感じ。



「ランペでもこういうことありましたよね、(笑)」

「まこっちゃんが必死で名前覚えさせたやつですよね(笑)」

「いっちゃんの動画はファインプレーだったわぁ(笑)」



GENEさんがいるらしいリハ室の前に着き、ドアのガラスになっているところから中を覗くと、……。



「……あの時と一緒じゃん、(笑)」









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