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遙「やめてよ･･･｡」
そんなに悪く言わないでほしい･･･｡
闇姫「お優しいのですね･･･｡私はまだこれ以上は何もできませんが囚われてしまったご家族にかかった闇の魔法を吸い込む度私は強く大きくなります｡
遙さん･･･先ほど白と黒が混じった空間に出ませんでしたか?」
遙「･･･｡」
出た｡あの場所がなんなの?
闇姫「あそこはあなたの魔法の色を表しているのですよ｡あなたの魔力は驚くほど強い･･･｡だから1人分の闇を吸いとったところで大したことはなかったのです｡
あと･･･絆がどうこう･･･空気がどうこう･･･何かの気配がどうこうといっていらっしゃいましたがあれは私が意図的にそう思うように操作をしておりました｡何もなくても帰れますのでご安心を｡」
そう言って壁の1点に手をかざす｡
すると人間大の穴が開きそれはどこまでも続いている｡
闇姫「ここからもとの場所へ戻れますよ｡
･･･そうそう･･･これは予言です｡
当たるも八卦当たらぬも八卦なので信じる信じないはあなた方次第ですが
近いうちクロロホルムが暴れだします｡お気をつけください｡」
遙「注意します｡」
被害を出さないように心に止めておかなくちゃ｡
私たちは夢殿をあとにした｡
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作者名：さすらいの作者 | 作成日時：2018年7月21日 17時
