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35-2 ページ23
深雪「私の闇を吸いとった･･･?」
闇姫「ああ･･･言い方が悪かったかもしれません｡
『ホムンクルスのクロロホルム』と名乗る男に『人造人間アダムロイド』と名乗る少女･･･この2人におおよそ8ヶ月前何をされたか覚えていらっしゃいますか?」
おばあちゃんは考え込む｡
代わりにイブが答える｡
イブ「急襲してきて深雪さん達を闇に堕とした｡」
闇姫「ええ･･･お母様達が若い頃のお祖父様のように｡」
深雪「ええ･･･何か･･･自力では解けない魔法をかけられたような気がしますが･･･その魔法とあなたになんの関係が?」
闇姫「あなたを闇の魔法から解き放つ際『Sマージフォン』で『浄化魔法』･･･別名『絆を失う魔法』と『移動魔法』をかけた｡そしたらどうなりますか?」
深雪「まさか･･･遙の絆をひとつ失う代わりにかけた相手の闇を浄化し自分の中に取り込んだ･･･!!遙･･･なんてことを･･･!!」
おばあちゃんは怒ったような､悲しそうな声で叫ぶ｡
闇姫「Sマージフォンの浄化魔法はある意味禁断の魔法であまり多用しない方がいい･･･｡
ですがあなたを･･･家族を救うためには仕方のないことではありませんか･･･｡」
おばあちゃんは悔しそうに唇を噛む｡
闇姫はおばあちゃんをさらに罵る｡
闇姫「あなた方が闇に堕とされるような真似をしなければ大切なお孫さんはこのようにする必要はなかったはず!!」
遙「もうやめて!!」
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作者名：さすらいの作者 | 作成日時：2018年7月21日 17時
