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イブと崚行君をDF､GK陣に任せて私達は戦いの舞台であるフィールドに足を踏み入れた｡
するといつの間に用意したのかサッカーボールを楓さんがいるのにも関わらず容赦なく叩き込む｡
遙「えっ･･･?」
豪「爆熱ストーム!!」
染「ワイバーンクラッシュ!!」
吹「ウルフレジェンド!!」
そのシュートを楓さんは間一髪で避けてアダムに命中させる｡
遙「楓さん!!」
楓さんはふらりと後ずさり倒れ込む｡
4人で駆け寄るとぜぇぜぇと荒く呼吸をし､顔は真っ赤である｡
豪「よく頑張ったな｡あとはもう俺たちに任せろ｡」
楓さんは虚ろな瞳で小さく頷きそのまま気を失った。
どうやら力の出しすぎだったらしい｡
私はアダムに向き直り睨みあった｡
アダム「あはっ､助けて貰わないと何もできない･･･そんなの弱いよ｡」
遙「うん､私は弱い｡」
私がそう切り返すと驚いたように息を飲むアダム｡
遙「私はイブみたいに闇の力を何もなしで浄化する力を持たないし､みんなみたいにサッカーもできない｡助けてもらわなきゃ何もできない｡
でもね､誰かに助けてもらうのもいいことなんだよ｡」
私はアダムにマジロッドを向けた｡
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作者名：さすらいの作者 | 作成日時：2018年7月21日 17時
