優等生と劣等生。【プロセカ】 (ページ47)

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45話　▽ ページ47

『二人共大丈夫？』

案の定二人は体力を全消費、この状態でショー見れるのかな…？

瑞希「楽しかったー、ジェットコースターぎりぎり乗れて良かったよ」

まふゆ「奏と絵名は、もう限界みたいだけど」

瑞希「休憩したら、ボクたちもステージの方に行こっか」

『そろそろ時間だしね』

＊

ショーが行われるステージへ向かえば、たくさんの人で賑わっていた

そして時間になると、声の大きい男性が出て来てショーが始まった

見たことのないストーリーだから自作なのかな

『あの人の声、大きくて聞き取りやすいけど、すごい声量だよね』

瑞希「同じ学校で１つ年上の司先輩って言うんだけど、学校でも色々と有名なんだよ」

たしかにけっこう目立ってそうだし納得

すると今度はピンク色の…って、もしかしてえむちゃん…！？

…あ、よく考えてみればここのキャストって言ってたよね

ということは私とまふゆの後輩と、瑞希の友人が同じ"チーム"みたいな関係ってことなのか

＊

『ショー、面白かった〜』

まふゆ「かなり細かいところまで作り込まれてたね」

絵名「物語もすごかったけど、ステージの照明とか豪華だったし演出も綺麗だったよね」

瑞希「実はあれ、類が…ショーに出てた友人が作ったものなんだ！」

奏「その人ってステージにも出てた背の高い人だよね」

瑞希「そうそう、自分でなんでも作っちゃうんだもん、ホント尊敬するよー」

なんでも作れるなんてなんだか発明家みたい

それに歌の上手い子もいたし、個性的な四人のショーが人気なの、分かる気がする

奏「…え、っと、最後にみんなで観覧車乗ってみない？」

『奏がそんなことを言うなんて珍しい…！』

奏「なかなか五人で集まることも無いし、思い出を少しでも作っておきたくて」

瑞希「もう奏ったら、嬉しいこと言ってくれるな〜」

絵名「それじゃ、行きますか」

まふゆ「うん」

＊

観覧車のゲートまで来たのはいいものの一台四人までしか乗れないらしく、今日前半行動していたメンバーで分かれることになった

私はまふゆと、奏たちの次のゴンドラに乗ることに