優等生と劣等生。【プロセカ】 (ページ44)

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番外編　42話　13時、お弁当を届けに。ページ44

あの日から月日は流れ、私たちは本当に生徒会の一員になりました！

多くの人に演説の練習に付き合ってくれたおかげで、何事もなく終えることができた

推薦とはいえ意気込みとか役員を引き受けた理由もしっかり伝える必要があったから、けっこう大変だった

ちなみに今は昼休み、みんな昼食を取ってるけどまふゆは今日中に仕上げないといけない資料があるみたい

すぐ終わるから先に食べててって言ってたけど、待つことにした

…それにしても遅いなぁ、昼休みが始まってもうだいぶ経ってる

まふゆのお弁当箱持って、生徒会室に行ってみよう

『まふゆ、いる？』

生徒会室のドアを開けると、一人で黙々と作業をしているまふゆがいた

まふゆ「A、まだお昼食べてなかったの？」

『まふゆが来るの待ってたんだ
でも全然来ないから、もしかしたらと思って』

まふゆ「ごめんね、待たせちゃって」

『いいのいいの、…それよりここは二人しかいないんだからいつも通りで大丈夫だよ
…はいこれ、まふゆのお弁当！』

そう言って教室から持ってきたまふゆのお弁当を渡し、「仕事が終わるまで昼食を取るつもり無かったでしょ」と付け加えた

まふゆはお弁当を受け取るといつもの表情に戻った

「…ありがとう」

『どういたしまして
放課後私も手伝うから、先に食べよう！』

本当は待ってる間ものすごくお腹空いてた、ということは隠しておこう

それにしてもこうやって学校でまふゆとお弁当を食べるの、なんか新鮮かも

顔が緩んでいるのがバレたのか、「なんでニヤニヤしてるの？」と言われたがなんでもない、とだけ返した

『まふゆの卵焼き、一つちょうだい！』

「いいよ、…はい、どうぞ」

『ありがとう……うん、美味しいっ
そうだ、それじゃあ私の卵焼きと交換しよう！』