日常･･･････？ ページ3
うわぁすっごくもふもふしてるー
「みゃあ〜」
触れる＝幻覚ではない
さすがに香山家のお財布は、動物帝国を作って良いほど潤っているはずない。
よおぉぉし！捨てよう！すまんな黒猫これが現実というものだ！！
「おやAちゃんその黒猫どうしたの？」
香山Aの前にお隣さん(メンドクサイ)が現れた！
「えっえっと…(めんどくさ…なんて理由をつけよう」
「なんだ拾ったのかちゃんと世話してあげるんだよ。でもこんな大荷物じゃ大変だね？どれ手伝ってあげよう」
ふ、ふざけるなーーーーーーーーーーーーーーーー！！！
今！捨てようと決意したののに！！なんかお隣さんの最強の罠に掛かっちゃったよ！ステランナイヨー！！うわぁぁぁん！！！！
「それにしてもAちゃん捨て猫を拾ってあげるなんて優しいねぇにゃんこちゃんが『しあわせ』になれるようにしてあげるんだよ」
「分かりました…」
もはや逃げ場なし。
香山Aは、お隣さん最強の罠に引っかかった哀れな人間です。
「それじゃあまたねぇAちゃん」
「アリガトウゴザイマシタ」
もうすっかり暗くなってしまった空を見ながらAは、お隣さんにもっててもらっていた黒猫を抱きかかえながら呟いた。
「お前を私も不幸だな…」
ありったけの笑顔と共に呟いていた。
楽しいな、と香山Aは思う。
いつまでもいつまでもこんな日常が続けば良いなと思っていた。
本気で思っていた。
家が鉄錆の匂いで溢れかえっていることに気づくまでは、本気で思っていた。
両親が血だらけの沼で安らかに眠っているのをみるまでは、本当で思っていた。
こんな『しあわせ』な日々がずっとずっと続いてほしいなと、本当で思っていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミカみかん - C.(´･ω･`)、ありがとうございます！やっぱりあけた良いんですね…以後改善します！ (2019年7月30日 9時) (
レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
C.(´・ω・`) - 面白かったです!只、行を少し開けた方が読みやすいかな?と思います。次の話も、楽しみにしています! (2019年7月28日 14時) (レス) id: f0bf6b6a91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミカみかん | 作成日時：2019年7月24日 14時
