（無題） ページ11
「ね、ねえ！いっ一体、何があったの！？A！！」
一見
だが、
ここには、『しあわせ』な日常からは、かけ離れているものがある。
一つ目は、鉄錆匂いがこの場を占めていること。
二つ目は、『罪人』が持つ三日月ナイフ。
三つ目は、汚い地面を転がる『何か』。
そして、それらが己の花道だとでもいいたけでな『しあわせ』を砕かれた香山A。
「何か言ってよ！言い訳でも何でも良いから！この状況は！この状況を作ったのは！！Aじゃないって！！否定してよ！！否定してよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ！！！！！」
もう何もかも耳を塞いでしまいたい。
そしたら、きっと『しあわせ』な日常がある。
生意気で、一度認めた人が困ってたらいつでもどこでも駆けつけて、でもどこか抜けているAに戻ってくれる！！
だが、
「これは、私がやった」
現実が、世界が許す筈なかった。
「私が、私の中から溢れる感情に従って人を殺した。」
「な、なんでよ！あんたは、香山Aは！そんな奴じゃなかった！困っている人がいたら、ところかまわず助ける！！けっしてひ、人殺しを
「あんたなんかに、何が分かる！！」
足がすくむかと思った。
それは、『罪人』が『親友』に向かって歩きだしたことにではない。
『罪人』ーーー香山Aの本音が溢れていたからだ。
「私は!『あの日』っ！何も出来なかった！！ただただ遅れて、泣き叫んだだけだった！後1秒速く着いていたらっ！！まだ、可能性はあったかもしれない！！後1秒遅ければっ！！私はっ！！私はっ！！！こんな！！最低最悪の道に走る必要も無かったかもしれない！！！！」
こんな彼女を見て『罪人』などと言えるのか。
「復讐が救済なんていう考えは、今でもおもう！」
花園結は、思えかった。
「だけどっ！！だけどだけど！
何か変わらない物を、取り戻そうとした。
「私が何か分からないものに！操られて！！『狂気』に捕らわれてしまったとしても！！私がっ！殺してしまったという事実は変わらない！！」
迷子の『少女』にしか思えなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミカみかん - C.(´･ω･`)、ありがとうございます！やっぱりあけた良いんですね…以後改善します！ (2019年7月30日 9時) (
レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
C.(´・ω・`) - 面白かったです!只、行を少し開けた方が読みやすいかな?と思います。次の話も、楽しみにしています! (2019年7月28日 14時) (レス) id: f0bf6b6a91 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミカみかん | 作成日時：2019年7月24日 14時
