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日常 ページ1

「うおーいA−先生からのありぃがたぁーいお説教おわったかー?」
急に名前を呼ばれたため後ろ向くと腐れ縁のあいつがいた。
「一様ね…」
「おやおやクールで一匹狼気取り(笑)の香山Aサマが落ち込んでるぞー」
軽くゲンコツで黙らせながらも、下駄箱へと向かう。
「そう言うあんたは、令嬢だろうが」
「ふふふAも頭脳明晰の美少女(断言)花園結様を敬ったっていいんだぞー今ならこの私が勉強を見てやろー」
・・・確かに花園結は、美少女だ。
日本人らしい鮮やかな長い黒髪に対象的な白い肌のため『彼女があるけば花が咲く』という噂まであるほどだ。
そう言いながら学校の門を通り道を歩いていくと桜の花びらが静かに舞い降りていた。
桜については、『春に咲く綺麗な花』というぐらいに絶望的な知識しかないがなんなとなく美しい花とは、思っていた。
「Aさーん夢の世界へと旅立った哀れなAさーん起きろー」
「ん…悪い」
ぶっきらぼうに話しながらも彼女たちの話題は、今晩のおかずの話になっていた。
「それでさー私は、今晩はおでんを食べたいのよー」
「うっ嘘だろっ?なんかあったら、必ず肉か肉を食べ栄養も何も考えていないあの結がっ!」
「ちょっちょっと待ってチミの中での私は一体どういう変人さんになっているのかなぁー?」
「自称頭脳明晰の美少女で肉しか食べていないバカ」
「それが14年間友達やってくれている私にいうことかー!」
14年間だと生まれてからずっと友達だという事になるだろうアホかとは思いながらも、実際にはとても喜んでいることに気づいていないAであった。
「でもおでんが食べたいか…よし行くぞ!」
「えっえっとどこにだー?」
Aに引きずられていく方向見ながらその整った顔立ちを青くする結。
それもそのはず、今彼女たちが向かっているのは令嬢の結でもめったに行かない高すぎる店だった。
「明日から、二人してふりかけご飯だな!」
「おでんのためだけにこれからのご飯が危機にさらされるなんて!!お母さんは、許しません!!」
「背伸びして大人ぶりたいのは、分かったから私を子供役にしないでくれ。正直背筋がカナリヤバイ」
「そっ、それならまだおでんじゃなくてすき焼きの方がいい!」
「栄養」
「うわわわわわわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」
れいじょう はなぞのゆいの さけびは ゆうやけのそらに きえてしまった!

日常2→



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ミカみかん - C.(´・ω・`)、ありがとうございます!やっぱりあけた良いんですね…以後改善します! (2019年7月30日 9時) (レス) id: ffa316ce3a (このIDを非表示/違反報告)
C.(´・ω・`) - 面白かったです!只、行を少し開けた方が読みやすいかな?と思います。次の話も、楽しみにしています! (2019年7月28日 14時) (レス) id: f0bf6b6a91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミカみかん | 作成日時:2019年7月24日 14時

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