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おー!!と意気込んでいた辺りで、携帯電話が鳴った。

勿論これも、携帯電話についているストラップが魔術的な通信を感知して繋げただけなのだが。

「ま、魔術使ったら『騎士派』にばれるっ!」

「ダイジョーブダイジョーブ。相手は最大主教(アークビジョップ)。あの女狐が強引にロックして介入して適応されないはずでーす」

「そ、その根拠は?オーロラさん???」

「魔導書図書館のシステムやあの外交力から判断しているワケでーす。はーかーせー」

「か、勘じゃなくてほっとしたよぉー。何か『えっ?勘だけど何なワケ???』とか言いそうな程にバカだし」

「ピンポーンピンポーン大せーかい。半分以上は勘なワケ!」

「こ、こんな奴に背中預けて一蓮托生なんて嫌だ・・・・・・」

うるさーいという間延びした声が、戦火に染まったロンドンに響く。

クーデター×結社の仲間が重傷。こんな状況でのんびり観光しているような声が出せるのはある意味尊敬できるのかもしれない。

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作者名:入州 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年10月31日 23時

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