検索窓
今日:3 hit、昨日:0 hit、合計:726 hit

05 ページ5

夜。暗闇の中ボロアパートの上で三人の少女が作戦会議をしていた。

とは言っても実質、二人だけの会議に近いが。

「き、『騎士派』とまさかの出会いをしてしまったら?」

「いいやそんなに細かく考える必要は無いワケ」

「ほ、ほほう。『夜空を彩る魁星』で実力のトップの君の作戦かぁ・・・・うん心配だなぁ!」

「コラ博士!『さ、作戦が思いつかないので一緒に考えて』って言ったのは一体どこのどいつなワケ」

「ど、どうせ後で変わるだれうけど聞いとく。・・・・・・どーする?」

「『騎士派』と出会ったらぶっ倒しぶっ跳ばす」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え、ええ?」

「そしたらもっと強い奴がでてくるから・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・う、うん」

「そいつもぶっ飛ばす!!作戦は以上!」

「『作戦は異常!』の間違えなんじゃ無いの?この炭酸水を絵の具に混ぜたアホ芸術・・・・・・?───────ッッ!」

驚きの表情になったカレンの視線の先をのぞいた瞬間。

ゴッッッッッッッッッドンッッ!!という轟音が響いた。

もちろん、彼女達の乗っていたボロアパートごと破壊された。

「え、ええええええええええええええええええええええええええええええええええッッ!!」

「はーかーせー。ねぇーあいきゅーひゃくきゅうじゅー。三階から落ちた時の対処ほーうはぁ?」

「し、知らんがな」

はぁ!?ふざけんじゃねぇ痛っ!舌かんだぁワケ・・・?というマヌケな声共に落ちていく。

重力という当たり前の存在が、あっという間に鋭い凶器へと変わっていくのを肌で感じながら。

06→←04



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 7.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:入州 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年10月31日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。