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「あれ、紬じゃん！」
「？ ンブッ！！」
帰り道、家に向かっていたら急に誰かに声をかけられ突撃された。
え？なになに？何事？？？
突撃してきた奴は端正な顔立ちで髪は男児にしては長め、黄色いメッシュが入っており、鈴のピアスと首筋にある虎の入れ墨が不良感を増し増してる。
でも、虎の入れ墨のこの顔でこの声で抱きついてくるほど親しい人といったら、私の狭い人間関係では一人だけだ。
「一虎！？チョー久しぶり！」
「そうそう！久しぶり♡」
うわー……だいぶ変わったな、一虎。なんというか…顔つきとか態度が変わった。
まぁいっか。私、一虎のこと気に入ってるし。
一虎とは、私は『元』とはいえ家がDV家庭ということで気持ちが合致し、割とツルンでた。一虎ん家に遊びに行くくらい。
まぁ、DV親父と鉢合わせして蹴っ飛ばしてからは出禁にされたが。
一虎に嫌われなかったから別にいーけど、そんなの。
「へーメッシュ入れたんだ、似合うね。」
「ありがと、紬。」
「どういたしましてー……って、あれ？」
「ん？なに？」
「いやなんでも。」
えーー…一虎が着てんのって芭流覇羅の特攻服だよね？
なるほど。場地が芭流覇羅に行ったのって一虎が芭流覇羅に行ったからか。やっぱりそうか、納得。
「立ち話もなんだし、どっか適当な店入ろ？」
「ん。」
一虎に勧められて、そこら辺の静かなカフェに足を踏み入れた。
いやでも待って。東京卍會と敵対関係である芭流覇羅の人と呑気にお茶していいのか？？
いや一虎だから大丈夫？？
………店に入ってから考えることじゃねーな。
「一虎、最近どう？家の方とか。」
「今は落ち着いてるよ。親父の奴、母さんと離婚したから。それで俺は母さんの方行った。」
「そっか、良かったじゃん。」
注文したブラックコーヒーが届いたので、それを啜る。
だが、ブラックコーヒーを飲んで冷静になってみると、自分の失言に気がついた。
一虎の話しぶりだと、DV親父の方から離婚を切り出したことになる。どうしてか。
一虎が真ちゃんを殺したから
落ち着け、落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け落ち着け………もう終わったことじゃん
「紬の方こそどう？」
「……ぇ、あ……聞いてよ！ドラケンの奴さぁエマに惚れてるくせに全然告白しないの！エマの方も！！
あの２人どっからどう見ても両想いなのにさぁ！！
それで私とマイキーは板挟みにあってもぉー大変で、」
『マイキー』という言葉に、一虎が反応した。
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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月3日 17時) (
レス) @page43 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あ、八戒固まった、このシーン好き！ (2022年11月6日 19時) (レス) @page18 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あ、これって、あの短編にあったシーン！ (2022年11月3日 13時) (レス) @page11 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 場地さんそのセリフ！！！夢主、鈍感だよって、ハロウィンのは大泣き場面やぁ…… (2022年10月30日 22時) (レス) @page7 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
巫缶(プロフ) - 違う！そういう意味じゃない！(多分） (2022年10月30日 21時) (レス) @page7 id: 926dc0c43f (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年10月28日 16時
