大丈夫、どこでも笑っていられる。3 (ページ5)

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打ち合わせが行われる会議室に着くと、すでに多くの芸人がいた。

A「これって？？」

盛山「おーっ！A！お疲れ！」

ヘンダーソン、ジソンシン、デルマパンゲに吉田たち…

リリー「今回は同期でやろう思って」

新喜劇組は都合が合わず、打ち合わせは欠席みたい。

A「そうなんや…」

いろんな顔を見渡すと、一番奥に座っているこうへいと目があった。

ヤバッ。恥ずかしい；
思わず首元を手で隠してしまう。

こうへいは一瞬だけニヤッと笑い、タブレットに目を移す。

何よ？
自分だけ余裕こいて。
あんなこと、こんなこと、やっときながらムカつく！！

身体が熱くなり、変な汗が出てきた///

酒井「A、大丈夫？」

A「へっ？///」

入口近くに座っていた酒井くんが不思議そうに見つめてきた。

酒井「顔、真っ赤やで？」

A「ハハハハ…」

乾いた笑い声を出すので精一杯や。

リリー「熱はないよなぁ」

リリーの手が私の額に当てられる。

A「大丈夫大丈夫」

さてと、どこに座ろうかな。

？「A〜！」

私の名前を呼ぶのは、双子の兄。
椅子に深く腰掛け、大きく手招きする。

ゆうへい「ちょい、こっち来て〜」

対面で座る吉田たち。
私はゆうへいの隣りに座る為に移動した。