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101 〜リリーSide〜 ページ3
リリーside.
今日は昼過ぎから単独の打ち合わせ。
それが終われば、東京へ。
有り難いことに大阪と東京を移動する日々。
でも、疲労感は感じる。
体やなくて、心の。
A「優しすぎますー」
何気なくつけたテレビから聞き覚えのある声。
リリー「うまそうやなぁ…」
A。
コイツはホンマに飯をうまそうに食べる。
昔からそう。
二人きりでは一緒に行った事はない気がする…
あまり覚えとらん。
誘ってみるか。
プルルル…
A「もしもし？」
リリー「ウッス！」
．
．
．
案の定、昼飯は食べたらしい。
打ち合わせまで１時間。
アイツの好きな紅茶でも買っとくか。ついでに菓子も。
あの屈託のない笑顔を、俺にも向けてくれんか？
そしたら、元気になれそうやし。
俺に興味ないのは分かっとる。
やけど、少しでもアイツとの思い出を作っときたいんよ。
いつか、この街を離れる前に。
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作者名：ヒカリ | 作成日時：2022年1月4日 23時
