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地下鉄の終電時刻はすっかり過ぎている。
しかし、私達には関係ない。
盛山「おーーっ！」
私から慌てて離れたもりし。
A「何？」
彼の視線の先には、一人の男性。
目の前の状況を把握するのに時間がかかった。
だって、東京にいるはずのコマンダンテの石井くんが立ってるんやから。
A「こっちで出番やったん？」
石井「前泊しよ思って...」
泊まるには軽そうな荷物やな。
A「どこ泊まるん？」
石井「決めてない」
嘘や。
きっと仲良し同期の部屋だろう。
久々の再会にもう一軒の流れなのかと思いきや、
盛山「俺こっちやし、じゃあ！」
もりしは、石井くんと私を残して歩いていこうとする。
A「は？」
盛山「明日、朝早いねん」
そう言われたら、無理に引き止められない。
もりしの大きな後ろ姿を見送る私達。
石井くんと会うのは、１ヶ月前に東京で会って以来。
その間に色々あったなと思い出していた。
石井「LINEしたんやけどな。Aに」
A「え！嘘？」
慌ててスマートフォンを見ると、未読メッセージがあった。
A「気づいてなかったわ...」
石井「寝た思ってた」
A「こんな時間に？」
理由は知らんけど、大阪来る時にはだいたい連絡をくれる。
A「私も帰ろかな」
石井「めっちゃアッサリやん」
だって仕方ないやん。
結構飲んだし。
A「家まで送ってくれてもいいよ」
酔った勢いで言ってみたけれど、
石井「難波から離れるのイヤやねん」
なんて、正直なんやろう。
A「うん、分かってる。またね」
冗談で言ってみたものの、
寂しい気持ちの自分がいた。
その気持ちを悟られたくなくて、
目を見れずに別れの挨拶をした。
石井「嘘やって...」
石井くんは私の肩を優しく抱き寄せた。
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ヒカリ(プロフ) - 名無しさん» ご訪問ありがとうございます！人選が中々マニアックかもしれません(笑)また遊びに来てください。 (2020年9月29日 12時) (
レス) id: e0bb048479 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 出てくる人達、皆さん好きなんですが中々珍しいので更新されて嬉しいです。楽しみにしてます！ (2020年9月28日 3時) (レス) id: 3ad6238f24 (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - ゆりさん» ゆりさま ありがとうございます！ゆっくりとマイペースですが、更新していきますので、今後ともよろしくお願いします^^ (2020年8月30日 14時) (レス) id: e0bb048479 (このIDを非表示/違反報告)
ゆり(プロフ) - 更新ずっと待っておりました！面白くて大好きな作品です！続きも楽しみにしてます！ (2020年8月29日 23時) (レス) id: 811eba6c2b (このIDを非表示/違反報告)
ヒカリ(プロフ) - ハンナさん» ハンナさま とても嬉しいコメントありがとうございます！！励みになります。不定期更新になりますが、楽しんでいただけると嬉しいです。 (2020年8月29日 23時) (レス) id: e0bb048479 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヒカリ | 作成日時：2019年4月16日 21時
