雪男たちには雪女が隠れてる4 (ページ6)

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おじさん
｢…あ！Aちゃん、起きた？これ、お腹空いてたら食べてね？｣

瀬野
『あの、ここどこですか』

おじさん
｢Aちゃんは、あんな人に媚びるような場所にいない方がいいと思うんだ！だから、保護したんだ！｣

……これ、ヤバいやつだわ。あ、待って、足とか縛られてて動けねぇわ。

瀬野
『俺、帰りたいんですけど』

呟いた瞬間、頬に鋭い痛みが来た。

おじさん
｢Aちゃんは、【俺】なんて、言わない！Aちゃんは、おんにゃのこなんだから！｣

なんで、バレてるんだろうかと後ろに下がった時に写真が手に触れた。あ、写真だ。…………俺の女装写真だなぁ。

おじさん
｢Aちゃんはここでずぅっと、僕と過ごそうね！｣

これって、結構やばい状況なんじゃね？あー…翔太大丈夫だったかな？俺から結構近くに居たし…

瀬野
『お、私の周りの人に意地悪してないですよね？』

おじさん
｢…えーどうだと思う？｣

瀬野
『え』

おじさん
｢君が何か抵抗したら、なんだっけな…渡辺？僕、殺しちゃうかもよ？｣

なんで、翔太って思ったけど分かれてからすぐだったし気づいてくれてたのかな。あーこういう時って状況が確認できないから不安になるんだっけ…やだな。翔太たちに会いたい。早く、Snow Manと踊りたい。

おじさん
｢あーそんなに泣かないで…？Aちゃんが大人しくしてくれたら、何もしないから｣

知らないうちに泣いてたみたいだ。…なんで、こんな奴に泣かされなきゃなんねぇんだよ。時間も分かんないし、今何時だよ…早く帰りたい