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．
「なんか今日のオッパ変…」
去っていくオッパの後ろ姿を見つめながら
ぼそっと呟く。
隣に立つジョングクはただ黙ってオッパの背中を私と同様見つめていたが、その顔は少し怖かった。
「A」
ぽん、と肩にグクの手が乗って名前を呼ばれる。
少しびっくりしてしまった私はビクッと肩を揺らしながらグクを見上げた。
さっきの表情とは違い、多少柔らかな印象があるけど私を見つめるその瞳がちょっと嫌で目を逸らしたくなった。
そんなグクは私が目を逸らすのを遮るかのように言葉を被せた。
「今日は一緒に帰ろうね」
＊
日中。
ユンギ先生の授業を終えた私達は移動教室から自分の教室へと戻ろうと廊下を歩いていた。
勿論隣を歩くのはグク。
周りの目線が痛いのは言うまでもない。
何も気にしてないグクは私とたわいのない会話をしてニコニコと笑っている。
目尻に刻まれるシワまでもが整っていて、そんな所まで見惚れてしまっている自分が嫌になった。
「……あのひと、」
「グク？」
そんな中、教室がもう目の前という時にグクが不意に立ち止まり何か呟いた。
私は不思議に思ってグクが見つめる視線の先を追ってみるとそこには意外な人物がいた。
「あ、テヒョン先輩」
思わず飛び出た声が聞こえたのか、廊下の柱に寄りかかる様にしてスマホをいじっていたテヒョン先輩が此方に顔を向けた。
テヒョン先輩の視線がぶつかると、彼はパッと表情を緩ませる。
さっきまで真顔でスマホをいじってた時とは対照的にかわいい笑顔を向けるテヒョン先輩のギャップに少し圧倒していると彼は手を振りながら此方に駆け寄ってきた。
「Aちゃ〜ん、やっほ」
「こんにちは、どうしたんですか」
私と目線を合わせる様に少し姿勢を傾けながら私に話し掛けるテヒョン先輩に私は軽くお辞儀しながらその瞳を見つめる。
テヒョン先輩の瞳は怖くなくて、目線を逸らすことは無かった。
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咲綺(プロフ) - 続きが見たいです！！ (2020年5月23日 22時) (
レス) id: a2e0669daa (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - 続き書かないんですか？めちゃ気になります！ (2019年12月6日 18時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
ぐろす - けっこー経ちましたけど更新しないんですかー？楽しみにしてまーす！ (2019年12月6日 17時) (レス) id: 63cd4095fc (このIDを非表示/違反報告)
Pちゃん（）(プロフ) - 続き書かないんですか？ (2019年10月16日 0時) (レス) id: 00ec3437ee (このIDを非表示/違反報告)
カナタ(プロフ) - とても面白いです！！ヤンデレグクちゃんたまりません。シスコンジミちゃんにも守ってもらって、優男テヒョンにも守ってもらえて主人公ちゃんが羨ましいです(笑)更新楽しみにお待ちしてます！ (2019年8月15日 0時) (レス) id: 202f553fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：飛鳥 | 作成日時：2019年6月12日 23時
