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「せ、先輩！待って！」
部活終わり。
着替えてくる先輩を待っていた。
「？？？リエーフどうしたの？？」
灰羽「送っていくっす」
「ありがとう(ニコ)」
灰羽「あ、あの…その…」
「？？？」
灰羽「ご褒美、は、
その…くれないっすか？」
「何が欲しい？」
白い肌
すっと通った鼻筋
滴る汗
瞬きする度動くまつ毛
ピンク色の唇がゆっくりと動いた。
灰羽「えっと、じゃあ///
今度のオフ。
デート、してください…///」
「？いいよ。」
灰羽「ほ、ほんとですか？！俺楽しみです！」
「そのまま楽しみにしてて早く帰るよ」
…
先輩は俺を
誑かすのが上手い。
ゴールデンウィーク最終日
いつもAさんを取る先輩たちも
帰ってくる日だった。
今だけ俺だけのもの。
早く俺だけ見て。
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作者名：しお | 作成日時：2020年9月27日 17時
