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一虎「あれ？留守かな」
ゴクリと唾を飲む。
一虎「いるのは分かってるのに」
ガチャっ
「あ、あのう。あれ？？」
一虎「あー！会いたかったよ！！」
急に抱きついてきた。
一虎「全然返信なくて、
嫌われたかと思っちゃった。」
「この番号ですか？？」
一虎「あー、名前登録すんの忘れてたわ。」
「すみません……」
一虎「ま、昨日送って帰ったから
心配でさ。」
「あ……！！じゃあ」
一虎「もしかして、
間違い……とかあったかも？？」
「え？？」
一虎「体に聞いてみよーっと」
「うわっ」
ズカズカと部屋へ上がってきた。
「き、汚いです」
一虎「ふーん？？？昨日よりちょっと汚いけど
Aちゃんの匂いして俺は好きだよ」
「他の子は喜ぶかもしれないですけど、
私にはそんな気遣い気にしないでください。」
一虎「……そう見える？？？」
「かっこいいから、何となく分かりますよ」
一虎「うーん？？どうだろうね」
「えっと、かれー食べます？？？」
一虎「その前に、ドライヤーしてあげる。
濡れてるし風邪ひくよ？？」
「そんな、もうお世話になる訳には」
一虎「ま、風邪ひいても俺が世話するけど。」
「え？？？！！」
一虎「なんでそんな嫌な顔するの？？」
「わ、ありがとうございます……」
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作者名：しお | 作成日時：2024年3月11日 17時
