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夏油「悟、ご機嫌だね」

五条「まぁなー」

夏油「さ、じゃあ。狐退治だね。」

五条「あぁ。」













向かったのはAの家。



合鍵はいつもの場所。
裏庭のポットの中。













夏油「悟、随分手馴れているね」


五条「……まあな。」










ガチャっ




リオ「A………??」














五条「お邪魔しま〜す」


リオ「お前ら、Aをどこへやった。
返せ。俺の番だぞ。」


五条「番って言ったって、
おじさんには興味無いとよ。」


リオ「Aを返せ。」



五条「……渡さねーよ。」



















リオ「俺は妖狐だ。
こんな仮初の人間の格好はしていても、
Aのことは愛している。」


五条「お前はかなり歳をとった妖狐だ。
人の欺き方なんて、
よく分かってるはずだ。
その言葉も信じることは出来ない。」












リオ「俺もそうやって生きてきた。


10年ほど前に、
水晶に閉じ込められて、壊れそうなところに
Aが来た。







多分訳も分からずやってるのは分かった。

毎日毎日、水晶を見に来ては
おいなりを置いて言ったり、
境内で昼寝したり
俺は毎日幸せだった。











それから数年後、何か起きたんだろう。
封印が解かれた。









俺は数年顔を見ていない彼女を見に行った。



変わらず可愛い顔で笑っていた。
生きていてくれて良かった。













そんな彼女の隣にお前がいた。
お前との帰りはいつも泣いていた。



お前は気づいていたか??










俺はお前が嫌いだ。
お前も俺を嫌いなんだろう。



それでいい。













好きにはなれないからな。
お前から離れたおかげで
俺はすぐにAに近づけた。

毎日一緒にいることが本当に幸せだった。


番の契約もしたからな。
これからもずっと一緒だ。

安心してお前らは死ね。」













五条「俺らに黙って封印されるか、
消しずみにするか。」











リオ「俺はまだ死ねない。
Aの行く末を見ていない。

俺が幸せにすると思っていたが、
現代の生き方は、なかなか難しい。





お前は幸せにできるのか??
1度泣かせた女を
笑わせられるのか??」








五条「随分おしゃべりな狐だな。
俺のことは全部話した。
これで、隠し事もない。」




リオ「では、取引をしよう。」

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ゆあたり(プロフ) - しおんさん» お返事ありがとうございますす┏○┓他の作品も陰ながら応援しております (3月17日 14時) (レス) id: 8269ed8da4 (このIDを非表示/違反報告)
しおん(プロフ) - ゆあたりさん» ありがとうございます♡ (3月17日 8時) (レス) id: 2c4407ed36 (このIDを非表示/違反報告)
ゆあたり(プロフ) - クソ面白かったですっ!!最高な作品ありがとうございました*_ _) (3月16日 23時) (レス) @page13 id: 8269ed8da4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しお | 作成日時:2023年12月27日 9時

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