別れたじゃん 2 【五条悟】 (ページ3)

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五条「あれ、全然動かないけど。」

スルッと目のタオルを外して、
Aを抱えて風呂を出た。

五条「……ほんと可愛いよ。」

気づいた時には布団の上だった。

「あ、あれ私……」

五条「俺のかっこよさに、
意識飛んじゃってたみたい。」

「い、いやそれは無いから。
のぼせただけかも。ありがとう。」

五条「心配だから、今日はゆーーーっくり
俺と寝ようね？？」

「ま、まぁ。それはなんかあったら怖いかも。」

五条「契約印もなんだか広がってるし。」

「広がってる？？」

五条「まぁ、大丈夫大丈夫。」

急に同じ布団に入れられた。

「ま、それならしょうがない。
寝るだけなんだからね///」

五条「それ以上のことするのは、
また戻ってからにするよ★」

「戻るって何」

五条「また俺と一緒になろう」

「それはその……。」

五条「やっぱり嫌になった？？」

「嫌とかじゃなくて、その。
今日知った悟の事とかが
まだ上手く呑み込めてないから。

もう少し待ってて」

五条「それは、いつまでも待つよ。
言えなくてごめんね」

「くかーくかー」

五条「ってもう寝たし……」

悟は自分の胸へ寄せた。

五条「……分かってるよ。」

眠る私にそっと呟く
分かってるは、届かない。