素(ありのまま)の君が好き。４ (ページ9)

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ーAー

近くのファミレスで飲み物を頼む。

深澤「ぷはーうめぇ！」

『ほんと好きだよね、クリームソーダ笑』

久しぶりにふっかの素の笑顔を見た気がする。

『ふっか、私ね？』

深澤「ん？」

『みんなのことが大好き。みんなといる時間も大好き。』

深澤「おーどした、急に笑」

『なんかね、最近みんなが前みたいに元気ない気がして寂しいんだ。もっとバカ騒ぎしたいっていうか、近くにいたい。』

深澤「…そうだな。わかるよ、俺もそうだもん。」

そうだったんだ、ふっかも同じ気持ちでよかった。

深澤
「なんかさ、最近俺らおかしいよな。気を遣い合ってるっていうか。俺ららしくない感じがする。」

『そうだね…』

深澤
「誰が悪いとかじゃなくて、きっとみんな必死なんだよな。目の前の仕事に食らいついていくのに。」

『どこを目指していけばいいのかいまいちわかんなくなってさ。』

深澤
「うん。自分たちのグループ名があるってこんなに幸せなことだったんだって思うよ。」

『みんなで同じ方見て進んできたはずなのに、どこかすれ違ってる気がしてる。それが一番悲しい。』

深澤
「どうにかしたいって思ってるんだけど、俺自身に余裕がなくてさ。頼りない最年長でごめんな。」

『ううん、謝らないで。こうやって素直な気持ち聞けただけでも嬉しかったよ。』

深澤「そうだね。俺もよかった！」

その後はゲームの話とか、大学の話とか、くだらない話で盛り上がった。

深澤「ほんと俺ってなんで彼女できないんだろー。」

『アイドルだからじゃない？笑モテないわけじゃないでしょ。』

深澤
「そうなんだよね。声はかけられるんだけどさ、そういう感じではない。」

『そうなんだよねって笑ふっかが食らいついていけばいくらでもできそうだけどね？それをしないってことは本気でほしいわけじゃないのかなー？笑』

深澤
「よくわかってるじゃんA。そうなんだよ、俺が本気になる子どこかにいないかな笑」

『なんか、上から目線だな( ˙-˙ )』

深澤「わりぃわりぃ笑あ、かわいい子みっけた。」

『え、どこっ！？』

深澤「ここ。」

私の鼻をつっつくふっか。

『…ちょっと、やめてよ！からかわないで。』

深澤「照れてんの？かあい。」

『もうっ。ふっかのばか。』

深澤「ごめんて笑」

ふっかって、こういうとこあるから困る笑