素(ありのまま)の君が好き。４ (ページ6)

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直談判ページ6

ー宮舘ー

宮舘「ジャニーさん。ちょっとお話があって。」

気が付くと俺はジャニーさんの所にいた。

あんなに仲がよかったメンバーの雰囲気が最近ギクシャクしてること、ずっと見て見ぬふりをしていたけど、正直限界だった。

ジャニー「おぉ、Youか。どうした？」

宮舘
「あの。俺たち、もう一度Mis Snow Manで活動することはできませんか。」

ジャニー「…。」

宮舘
「あんなに嬉しかったんです。俺たちの名前がもらえたこと。こんな形でメンバーと別れて、雰囲気が悪くなるなんて、耐えられません。」

こんなこと言ったってどうしようもないことは分かってる。

宮舘
「それに、Mis Snow Manを応援してくれていたファンの人たちがいます。その人たちの気持ちはどうなるんですか？残念だったでは片付けられません。」

必死に冷静を装う。

ジャニー「お前の気持ちはわかった。それで？」

宮舘「それでって…。」

駄々をこねる子どもをなだめるような目で見られて、俺は気持ちを抑えるのに必死だった。

宮舘
「だから、もう一度Mis Snow Manで…」

ジャニー「…Youに何ができるの？」

宮舘「え…。」

ジャニー
「これからの事務所のためにYouに何ができる？悪いけど、1人の力ではどうすることも出来ないよ。胸に手を当ててよく考えてごらん。」

何も言い返せない自分が悔しくて、腹立たしかった。

宮舘
「っ、こうやってジャニーさんと話し合うことはできる！！」

ﾊﾞﾝｯ

そう言い残して、俺は扉を勢いよく閉めて部屋を出た。

ちっぽけな自分の存在に気付かされただけだった。

クソっ！！

顔を隠すように壁にもたれかかる。

何してんだ、俺。