裏と表の顔 Ⅱ【数原龍友】 (ページ3)

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Ryuto side. ページ3

龍友side.

特製の親子丼を美味しい美味しいってバクバク食うて完食した僕の好きな人。

ここからが本題や。

告白だってしたし、彼女も僕のこと好きっていうのは知っている。

ただ、付き合う返事をもらえてなかったから
絶対に今日もらう思って待っとったら彼女の
仕事終わった時間はもう日付が変わる時だった。

僕は寒くて凍え死にそうで、顎のヒゲ凍るんやないかと心配になるほどだった。

もし裕太くんにこんな待たされたりしたら
絶対怒るし途中で帰るな僕(笑)

でもAちゃんは特別で。

すごい謝られてあたたかくしたほうがいいです…って。

僕が好きで待ってただけやからええねん。

でもこの時間だとどこもやってなくて。

ガヤガヤしたところには行きなくなかった。

真剣な話するんやから。

そこで僕は自分の家を選んだ。

料理してる時、歌を歌いながら作って
気持ちを落ち着かせようとしてたけど
どうも緊張してて、歌わないとやってられへんかった。

そして本題に。

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「私数原さんが好きです。」

「知ってる」

わあ、僕緊張しすぎて顔怖いかな。。。

彼女はどこか自分に自信がないようで
アーティストの僕の彼女にはふさわしくないって言い張る。

そんな風に落ち込む彼女が伏せ目をして俯いた。

切ない顔がどうも僕には納得いかなくて

顔を上げさせひとつ触れるだけのキスをした。

びっくりした彼女は僕の目を見つめるだけで何も言ってこない。

君の瞳に吸い込まれそうになった。

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そして僕はもう勝負に出た。